村山談話・河野談話に未来はあるか?
第19回 河野談話は秘密で検証してみます?
安倍政権は河野談話の撤回や見直しには否定的である。
だが談話作成前、韓国側と文言すりあわせをしたかどうか、
「政府の中で、全く秘密の中で、検討チームを作る」と
菅官房長官が言っている。
有識者を含む少数の「極秘チーム」で検証するそうだ。
「秘密」でしか出来ないところが奥ゆかしい(笑)。
もちろんアメリカの顔色を気にしているからだ。
秘密の河野談話検証も、安倍政権の「コアな支持層」に衝き動かされて、
やらざるを得なくなってるのだ。
産経新聞は河野談話の撤回を主張していて、産経抄で
「河野談話最大の問題点は、証拠もないのに、日韓関係を
優先して『強制性』を認めてしまったことになる」と主張。
自称保守&ネトウヨらは、ほとんど撤回か見直しを要求している。
わしも河野談話は韓国との安易な談合の結実で、
日本側が善意で一歩後退して、謝罪したのが、
現在の最悪な状況を作ったのだと思っている。
だが今となっては、河野談話を撤回したら何が起こるかは
火を見るより明らかだ。
慰安婦問題で韓国に洗脳されているのは、アメリカでは
民主党だけではない。
共和党も同然で、親日派のアーミテージ元国務長官ですら、
「慰安婦問題にはきわめて心を痛めている。日本は人権や
人間の尊厳について模範となる国であって欲しい」
と述べている。
日米同盟が最重要とする安倍政権や自称保守派が、
アメリカから嫌われても、
「反米派」のレッテルを貼られても、
さらに中国や北朝鮮を利することになっても、
河野談話を撤回できるかどうか、見ものである。
わしはイラク戦争に反対したときから、
親米派に「反米派」のレッテルを貼られて叩かれてきたから、
なお一層面白い。
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