(byよしりん企画・トッキー)
天下国家を語る前に、足元を見よ!
小林よしのりライジングVol.266
配信です!
今週号のタイトルは
「民主制より大きな問題を語るべきか?」
森友・加計問題に自衛隊日報問題、次から次から毎日のように新事実が登場して、支持率も下降が止まらぬ安倍政権。
そうなると、安倍信者が言い出す言葉は決まっている。
「そんなことは、大した問題ではない!」
「もっと語るべき、大きな問題がある!」
あまりにも見え見えの論点外しに過ぎないのだが、我こそは小さな問題に捉われる愚民に非ず、天下国家の問題から目をそらさない賢者なりと思い上がっている知識人は、安倍信者じゃなくてもこの理屈に賛同してしまう傾向がある。
しかし本当に、天下国家の問題に比べれば森友・加計は「小さな問題」なのか?
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「“勝ち組ビジネス”とパワハラ財務省」
安倍政権と朝日新聞、正しいことを言っているのはどちらか?
という問いには、常識ある人々の判断はもう決しているはずだが、それでも安倍政権は正しい!朝日は間違っている!と言い続ける「ブラジル勝ち組」のような人々の信仰は未だに強固。
そんな人たちむけの「ビジネス」もまだ成り立っている。
そんななか。またしても飛び出した「パワハラ財務省次官」問題。
劣化はどこまで続くのか?
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【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…「森友疑惑なんて小さなことばかり、いつまで国会で問題にしているんだ。もっと論じるべき、大きな問題があるだろう。」…主に右派の(しかも安倍信者の)知識人たちが、こんなお決まりの物言いを偉そうにやっている。
果たしてこの言い草は正しいのか?
天下国家の「大文字」の問題さえ議論しておけば、その足元で民主制が崩壊していてもかまわないのか?
さらに言えば、そもそも日本には「大文字」の政治課題を語れる資格などあるのか?
※「泉美木蘭のトンデモ見聞録」
…毎朝テレビをつける度に新たな問題が勃発している。
週刊新潮が報じた財務事務次官のセクハラ問題、担当記者になったほとんどの女性が同じような目に遭っていたようで、数々のセクハラ発言を、森友問題や消費税の話のあいだにほぼ接続語代わりに用いる人らしい。
さらに呆れるのは問題発覚後の財務省の対応である。
“勝ち組ビジネス”はいつまで続くのだろうか?
※『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてくり!」。
へぶるわ―――っしゅ!絶体絶命!
誰か助けてクリ―――!
サメしゃん、どうか貧ぼっちゃまだけで満腹になってクリ!
絶対こっちには来んでクリ―――!!
【今週の目次】
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小林よしのりライジング
小林よしのり(漫画家)
月額:¥550 (税込)