去年の「ゴー宣道場」の忘年会では女性陣から、わしが騙されやすいと糾弾された。
時間切れになって不満が残らないように別の店に移って、さらに説明することになった。

今年の忘年会でも、いつの間にかまた女性陣がわしの周りを囲んでいたが、今度は糾弾されたのではない。
価値観の多様性について質問され、論議が深まった。 

なぜ女性が女性の足を引っ張るのかという話があって、専業主婦が働く女性に敵意を持つのはなぜかとか、なぜ男尊女卑社会を助長するような女性がいるのかとか、そういう話になった。

自分の伴侶に不倫をされたとき、許す夫あるいは妻がいてもいいし、許さない人がいてもいいが、あくまでも自分の家庭内の価値観に留めるべきで、その我が夫婦間の価値観を他人に押し付けて糾弾する週刊誌やテレビの感覚はおかしいとか、そういう議論もしていた。

この世の中には、多様な価値観があるということを分かろうとしない者が多すぎる。
価値観は一つ、一つの「正しい」「悪い」の価値基準しかないと思い込んでる者が多すぎるのだ。

夫婦が別れたときに、子供を相手に渡す母親はあり得ない、いや、あり得るという議論も行われ、そもそも母性とは先天的なものか?という話もした。
わしは後天的だろうと話したが、子供を持つ女性に、どの時点で母性が生まれたかという各人の体験談は、大いに参考になった。

「ゴー宣道場」の女性たちには、わしもずいぶん教えられ、考えを変えたり、深めたりしたことが多い。

 

 

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