稲田朋美は論壇ホステスだから、自衛隊を自称保守の私物と思い込めるのだ。
そんな偏った考えの者を、防衛大臣にしてはいけなかった。 

自衛隊は自民党・一党のための軍隊ではない。
一党のための軍隊なら、中国共産党の人民解放軍と一緒になってしまう。
自衛隊は国民のための組織であり、人民解放軍は国民のための組織ではない。
全く違うのだ。 

だから、中国人の若者が民主化を求めて天安門広場に集結すると、人民解放軍は共産党一党を守るために、国民の敵となって、若者を戦車でひき殺してでも蹴散らす。

稲田朋美は、自衛隊と、人民解放軍を一緒にしてしまった。
これは自衛隊を侮辱する行為であり、真の保守ならば、絶対に許してはならないのだ!

しかるに産経新聞や自称保守やネトウヨは、稲田朋美を庇っている。同情的である。
安倍首相に至っては、絶対に罷免しない。
現在の保守を自称する者たちが、単なる「アカ」か「シナ」のレベルにまで劣化している証拠だ。

劣化保守の論壇人も、今までずっと自衛隊は、自分たちの陣営の者という勢いで讃美していたから、論壇ホステスの稲田朋美も勘違いしていたのだろう。

稲田は単なる自称保守論壇のホステスなのだ。
自称保守の論壇村で重宝される言葉は、もう決まっている。
お決まりの論調を述べておけば、エセ保守オヤジが鼻の下伸ばすから、論壇ホステスは気楽な稼業なのだ。

安倍晋三も自称保守の論壇村出身だから、論壇ホステスは、政治家として有望であると思い込んでいる。
だが政治家には「リアリズムの力量」がいる。
稲田朋美は論壇村の空理空論と、政治のリアリズムの現場の落差が分かってない。
イタイ人なのだ。 

劣化した自称保守の論壇村言説が、いよいよ限界に達してきたのかもしれない。
安倍首相のやけくそな憲法改正案と、やけくそな獣医学部の大増設宣言を見てると、この政権もいよいよ断末魔をあげ始めたなという思いを深くする。

 

 

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