『天皇論 平成29年』の見本がスタッフの人数分、
送られてきた。 

まず第一に、ものすごく重い!
500ページを超えるので、紙を薄くしたはずだが、
それでも尋常じゃない重さだ。
ぎっしり感が凄い! 

第二に、冒頭からものすごく過激だ!
表紙の穏やかさが嘘のように毒々しい絵が続出して、
内容もすごく過激になっている。
まるで『戦争論』みたいだと、ドキドキした。 

わしはもう丸くなったと思っていたのに、「天皇論」で
この過激さはどういうことだ?
多分、描いたときに、怒りのマグマが爆発していたん
だろう。 

「天皇論」だから当然、品がいいだろうと思ってたら、
とんだ勘違いだ。
『天皇論 平成29年』は、わし個人としては、
多方面に「まずいな――」「まずいな――」と
頭をかきながら読むしかない本になってしまった。 

でも、やっぱりこれがわしなんだな。
戦いの書だ。この本は戦いの書になってしまった。
それでいいだろう。
わしはやっぱり丸くなってないわ。

 

 

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