しかし今年はアメリカでも韓国でも「民主主義という病い」
が次々に発症した年だった。 

去年までは「民主主義とは何だ?」と大学生の子供さんが
騒ぎ出して、それに乗っかった幼稚な大人たちが、
民主主義を神聖化していたものだ。 

その幻想が今年は一気に吹っ飛んで、「民主主義という病い」
の発症が世界中で見られた。
今年発売されたわしの『民主主義という病い』(幻冬舎)は
実に見事な予言になっていて、暗示に満ちた名作だった。 

来年はこの「民主主義という病い」が日本でも世界でも、
もっと酷くなってくる。
混乱に混乱を重ねて、まさにカオスの状態になるだろう。 

国民の意識は甚だしく遅れていて、未だに民主主義に潜む
病を自覚していない。
「民主主義という病い」を自覚して、民主制そのものを
破壊している安倍政権の愚劣すぎる失政の数々に気づかな
ければ、本当にこの国は急速に衰退に向かっていくだろう。

 

 

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