MXテレビの泉美木蘭さんを見た。
泉美さんは、生前退位の問題をテレビ番組で訴える貴重な
論客に育ってきた。
今日は「帝室論」を出して、難しい説明に挑んでいた。
泉美さんを出演させて、この問題を取り上げてくれる番組の
製作者や、司会者が立派だ。 

テレビでは公平を期すために、天皇は男系血脈だと言う人
もいると、一応言っておかねばならないのだろう。
それは分かるが、あくまでも圧倒的少数派であり、
ノイジー・マイノリティーである。 

国民のほとんどが、公務で天皇皇后両陛下への敬愛を高めた。
わしがまさにそうで、男系血脈に敬愛心なんか沸くわけがない。
2000年続く男系血脈なら、孔子の男系血脈の方が、もっと
確実に長い。
今でも家系図が更新されていて、孔子の子孫は200万人は
いると言われている。
男系血脈は元々、儒教の思想だから、日本の男系思想も、
シナ文化の影響である。
男系と言って自慢したところで、シナには絶対に負ける。 

集団的自衛権を認める安保法制のときは、「慎重に議論を、
説明が足りない」という世論は半数以上で、まさに国論は
二分していた。
それでも多数派を無視して、強行採決で通したのに、
なんで皇統問題では、少数派の顔色をここまで窺わなければ
ならないのか?

それは、男系固執のノイジー・マイノリティーが、政権を取って
いるからである。
女性天皇でいいという意見と、男系しかダメという意見は、
決して国論を二分してはいない。
マスコミは権力に迎合しているからこそ、国論を二分して
いるかのような印象操作をしているが、今どき男系しかダメ
なんて思っている庶民はいないのだ。

愛子さまが皇太子殿下になれば、国民は爆発的に喜ぶだろう。
「女性の時代」の信ぴょう性が増して、将来不安が緩和され、
景気への効果もあるだろう。

 

 

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