(byよしりん企画・トッキー)

本日発売になった、東浩紀氏編集の書籍
「ゲンロン2」に、市川真人、大澤聡、福嶋亮大、
東浩紀の各氏による
「平成批評の諸問題1989‐2001」
という座談会が掲載されています。

これは平成元年・1989年から、21世紀突入の
2001年までの日本における「批評」を回顧する
企画なのですが、その中で
小林よしのり『ゴーマニズム宣言』がかなりの分量を
割いて語られています。

ゴー宣が連載開始されたのが1992年、
オウム事件・差別論出版・薬害エイズ運動が1995年、
そして『戦争論』出版が1998年と、ゴー宣が始まって、
見る見るうちにその存在が大きくなっていく時期が
この年代に重なっているわけですが、リアルタイムで
その様子を見て、さらにいま当時のゴー宣を読み返した
各氏が、当時の『ゴー宣』とはなんだったのか?
ということを、様々な角度から討議。

当時の批評全般を扱っているので、相当本を
読んでいる人じゃないとわからない部分もあるのですが、
この時期の批評における『ゴー宣』の影響力の大きさを
再認識させられるような感もあります。
果たして各氏は『ゴー宣』に対してどう感じ、
評価しているのか?

興味のある方にはオススメです!

ゲンロン2

 

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