田中康夫公式ブロマガ「だから言わんこっちゃない!」

実は臆病者=Cowardだと判明しちゃった憲法九条撲滅論者にお届け「あとは自分で考えなさい。」連動「だから、言わんこっちゃない!」5月27日号!

2015/05/27 15:42 投稿

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実は臆病者=Cowardだと判明しちゃった憲法九条撲滅論者にお届け「あとは自分で考えなさい。」連動「だから、言わんこっちゃない!」527日号!

視聴予約は http://live.nicovideo.jp/watch/lv221880970

 

ジャジャーンw!無国籍企業Amazonちゃんではニャンと9800円(1984年刊行時の定価は1200円)と無体な中古本価格で販売されていた(実は今も)伝説の迷書『たまらなく、アーベイン』が復刊されました。

http://www.nippon-dream.com/?p=14464

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309023762/

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4309023762?ie=UTF8&tag=kawadeshobo-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4309023762

金澤寿和さんの書評 http://lightmellow.livedoor.biz/archives/52081685.html?1432443715#comment-form

 

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も先日515日(金)の設立記念パーティの動画をアップ。

「微力だけど、参加する。」バナーもクリックね。

 

で、新連載「ささやかだけど、たしかなこと。」@『サンデー毎日』「ONE OSAKA“府市合わせ構想」 http://www.nippon-dream.com/?p=14509

実は大阪府はこの7年間で財政力指数も経常収支比率も悪化。実質公債費比率も18%を超え、自由に地方債が発行出来ぬ「禁治産者」状態に(涙)

と真実をツイートしたら、文字も数字も読み解けないお利口さんなマンセーちゃんがお怒りでしたので、大阪府のHPをお教えしますね(爆)

財政指標の推移

http://www.pref.osaka.lg.jp/zaisei/kosai/zaisei/shihyou.html

財政力指数の推移

http://www.pref.osaka.lg.jp/zaisei/joukyou/10etc.html

経常収支比率の推移http://www.pref.osaka.lg.jp/zaisei/joukyou/10etc.html

斯くも明々白々な財政悪化を報じなかったヘタレ・マスコミにも呆れちゃいますけどね(涙)。

29日(金)には「イデオロギー」と題して寄稿の「田中康夫の新ニッポン論」@「VERDAD」も http://www.nippon-dream.com/ にアップしますね!

 

「結局負けちゃった」 自民・二階氏、官邸に遠慮せず橋下氏こきおろす

http://www.sankei.com/politics/news/150518/plt1505180052-n1.html

対する、往生際の悪いオジイちゃまw

2年後なら勝てる? 大阪都構想の敗因は“とりあえず反対”

大阪府・大阪市特別顧問:堺屋太一
http://dot.asahi.com/wa/2015052700003.html?page=1

出口調査、60代超の過半数が反対 自民支持層、4割超が賛成

http://www.sankei.com/politics/news/150518/plt1505180018-n1.html

http://www.sankei.com/politics/photos/150518/plt1505180018-p1.html

都構想 20代女性、調査のたび「賛成」低下…男性は「賛否」拮抗

http://www.sankei.com/west/news/150511/wst1505110012-n1.html

http://www.sankei.com/west/photos/150511/wst1505110012-p1.html

信頼に足る「産経新聞」の世論調査ですぞ、まさしく!

反対47・8%、賛成39・5%を上回るも、賛否差は前回より縮小 本紙世論調査 

http://www.sankei.com/west/news/150510/wst1505100045-n1.html

今一度w信頼に足る「産経新聞」の世論調査ですぞ、まさしく!

都構想 20代女性、調査のたび「賛成」低下

http://www.sankei.com/west/news/150511/wst1505110012-n1.html

http://www.sankei.com/west/print/150511/wst1505110012-c.html

 

お~い(汗)長谷川幸洋さん(爆)

政治家・橋下徹はいずれ復活する。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43438

 

 

(耕論)「橋下徹」を語ろう 想田和弘さん、谷口真由美さん、西川のりおさん

20155230500

 

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11768961.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11768961

http://digital.asahi.com/articles/DA3S11768961.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11768961

 橋下徹大阪市長が政界引退を表明した。大阪府知事当選から7年余。熱狂と反発、対立や憎悪も生んだ時代の寵児(ちょうじ)は、地元大阪、この国の社会、そして政治に何をもたらしたのか。

 ■「劇場」は終わっていない 想田和弘さん(映画作家)

 橋下氏を危険な政治家だと考えてきた私にとって、政界引退は歓迎すべきことです。けれども「橋下劇場」は終わっていないのではないでしょうか。投票結果を受けた記者会見は、橋下氏の真骨頂。論理ではなく、人々の感情を操作することにたけた能力をいかんなく発揮し、「次の出番」につなげました。

 「間違っていた」「政治家冥利(みょうり)に尽きる」――。散り際の美学を愛する日本人の琴線に触れたため、「潔い」とか「すがすがしい」などと受け止められました。

 スポーツで惜敗した人だったら分かります。しかし、これは政治です。「大阪都構想が実現しなければ大阪はダメになる」とまで主張していた政治家が、「本当に悔いがない」「幸せな7年半だった」と笑顔で語り、彼の言葉通りならばダメになってしまうはずの大阪を全く心配していないように見えるのはどういうことなのでしょう。結局、住民投票は大阪のためではなく、彼個人のための私的な勝負事にすぎなかったのではないでしょうか。

 橋下氏が民主主義イコール多数決であり、政治プロセスを勝負事と誤解していることも気になります。本来、自立した個人が利害や価値観の違いを認めつつ、時間をかけて、それぞれが妥協をしながら合意形成を図ることこそが民主主義です。最終的には仕方なく多数決になりますが、大事なのは勝ち負けでない。少数派の権利が守られることで「敗者」にしないことを目指すものでしょう。

 また、彼はこの会見で民主主義を「すばらしい政治体制」と語り、「報道の自由は絶対に守らないといけない」と述べました。独裁が必要だと発言し、批判的な報道や言説を徹底的に攻撃してきたこれまでの姿勢を知る者からすれば笑止千万です。それが無批判に受け入れられるのは、橋下氏の弁舌の巧みさだけでなく、民主主義に対する浅い理解が日本人に広がっているからではないでしょうか。

 「民主主義は感情統治」と橋下氏はかつてつぶやきました。彼が使い、支持者に伝染するキャッチフレーズやコピーとなるような言葉は、人々が抱いている怒りや猜疑心(さいぎしん)を刺激し、ネガティブな感情に火をつけます。敵味方をはっきり分ける橋下氏の政治手法を、安倍晋三首相や日本中の政治家が模倣し始めてもいるようです。それは民主制の危機を意味します。

 だから引退表明に一喜一憂している場合ではない。「橋下的なるもの」に対して、「恐怖政治」「民主主義の蹂躙(じゅうりん)」といった紋切り型の言葉では、対抗できない。回り道のようでも、自分の言葉を紡ぎ、デモクラシーについての本質的な理解を深める必要があるのではないでしょうか。

 (聞き手・池田伸壹)

     *

 そうだかずひろ 70年生まれ。「選挙」などのドキュメンタリーで知られる。著書に「日本人は民主主義を捨てたがっているのか?」など。

 ■改革、これからが肝心や 谷口真由美さん(全日本おばちゃん党代表代行)

 大阪のおばちゃん、敵に回したら怖いで。人情家でおせっかいでユーモアもありますからな。町のオピニオンリーダーですねん。そんなおばちゃんから言わしたら、今の政治、おかしいわ。課題は山積やのに上から目線で話し合いもできへんオッサンだらけ。こらツッコミ入れなと3年前「全日本おばちゃん党」をフェイスブックに立ち上げましてん。党員拡大中ですわ。

 橋下さんですか。悪いけどオッサン政治家の典型やった。敵を作ってたたきつぶして、権力握ったら決めたことに従えと。標的が公務員と先生。うちの子の学校でも、先生萎縮してますもん。先生は本来、子ども叱るときは叱らなあかん。それが保護者の顔色うかごうて、何やお店の人みたいになった。変な先生がおってもしゃーない言いながらやってく懐の深さが大阪のよさやったと思うねん。それが消えてしもうたね。

 最初は橋下さんもオッサンちゃうかった。苦労もしてはる茶髪のお兄ちゃんが東京のエラい政治家や役人にも言うこと言う。おばちゃん、そういうのに弱いねん。でも石原慎太郎さんと組んだころから「顔つき悪うなった」っていうおばちゃんが増えた。

 時代も悪かったと思うわ。ネット社会で嫉妬が蔓延(まんえん)するようになりましたやろ。人間やから、何であの人だけ得して、とひがみたくなる時もある。でもそれは本来口に出したらアカンこと。本音と建前で世の中をうまく動かす知恵やね。それが名前も出さんと不満を吐き出す人が増えて、それをたきつけて政策を実現する原動力にした天才が橋下さんや。ツイッターでバカとかボケとか名指しされて身の危険を感じた人も多い。罵声の応酬はエスカレートして議論もできなくなった。

 今回の住民投票もそらしんどかったわ。どこへ行っても悪口と非難ばかり。大阪がこのままでいいとは誰も思てへんよ。でも何でここまでののしりあわなあきませんの。

 でも考えたら私らがサボってたツケですわ。議員さんの選挙にもええかげん。橋下さんが出てきたら喝采送って何とかしてくれと。結局しんどいことになって返ってきた。

 肝心なのはこれからや。お金がなくなる中で「誰かを攻撃したい」気持ちに振り回されへんためにはよほどの覚悟が必要やと思うねん。しんどいことを一人一人がどこまで受け止めるかが問われてるんと違いますか。おばちゃんの出番ですわ。少し前まで、大阪ではよその子が食卓にいるんが当たり前やった。おせっかいなおばちゃんは、ウチの子だけがよかったらええとは思てない。困ってる人はほっとけへん。子育ても介護もしんどいことはワケワケする社会。それがほんまの「身を切る改革」やと思いますねん。

 (聞き手 編集委員・稲垣えみ子)

     *

 たにぐちまゆみ 75年生まれ。大阪国際大准教授。おばちゃん党員は世界から集まり5千人を超えた。著書に「日本国憲法 大阪おばちゃん語訳」。

 ■表舞台離れ「伝説」になれ 西川のりおさん(漫才師)

 「橋下徹よ、伝説になれ!」と言いたいです。そのために必要なことはたった一つ。どんなに待望されても大臣にも国会議員にもならず、そして何百万円積まれても、昔からのつながりで頼まれても、テレビには一切出ないこと。

 記者会見で言った通り、弁護士と、やったとしても講演ぐらいの活動だけに専念したら、伝説になります。山口百恵になれます。そこでテレビのコメンテーターなんかやったら、全部パーです。

 もともと、ものすごい目立ちたがり屋。しかも目立ち方をよく知っていて、とても上手です。それはテレビに出ていたとき、台本にコメントの案を五つも六つも真っ黒になるまで書き込みして、放送作家が用意したことは一切使わないといった努力で身につけたものと聞いてます。

 賛成と反対をハッキリさせて、さらに注目を集めるのも上手ですね。われわれ大阪の芸人には、「師匠、師匠」と言葉だけでなく実際に会っても敬意を払ってくれます。それが大学教授とかマスコミの人に対してはものすごい批判をするでしょう。本能的に味方にすべきか、敵にすべきかをハッキリさせるんですよ。

 そんな人ですから、一切テレビに出ず、政治からも離れるのはつらいと思います。

 それでも、ぜひ伝説になって欲しいです。なぜなら、大阪は財政ひとつとっても、このままではいくら税金を上げても追いつかない状態。問題だらけです。大抵の政治家は、人気の出ない政策や次の選挙の票に結びつかないことは言い出さない。それがタブーになっていました。

 ところが橋下徹はいろんなタブーに手をつけた。それは間違いないですわ。ただ問題の種をまいて、賛否を際だたせて、かき混ぜるだけかき混ぜまくるけど、解決までたどり着いたものがいくつあったかは疑問です。でも、種まき専門としては、近年でナンバーワンちゃいますか。

 ただね、ここからは大阪の府民、市民に問題が突きつけられるんです。毎年優勝が求められる巨人に対して、阪神は3位でも、ようやったとほめてもらえます。役所もマスコミもぬるま湯なんです。橋下徹という引っかき回した人間がいなくなったからといって、元に戻って、何もしないのではダメなんです。これからは、大阪の府民、市民が自分でタブーに手をつけないといけない。

 結局のところ、住民投票橋下徹の人気投票で、あれだけの大接戦だったので、今は誰も冷静になれません。でも、何年かして、「考えてみたら、ぬるま湯につかっていた俺たちを、あの男が目ぇ覚まさせてくれたなあ」と思える時が来るかもしれません。そんな伝説になってほしいのです。

 (聞き手・池田伸壹)

     *

 にしかわのりお 51年生まれ。75年に結成した「西川のりお・上方よしお」で人気を博す。著書に「橋下徹はなぜ大阪で独裁政治ができるのか?」など。

 

COWARD káUərd

【原義:cow(尾)+ard(極端に…する人). しっぽを巻いて逃げるもの】

━━[名]((複)~s /-ərdz/ C おく病者《◆黄色と結びつけられ, A is yellow yellow-bellied. といわれることがある》

You ! Are you afraid of an injection?

この意気地なし! 注射がこわいのかい.

túrn cóward|おじけづく.

Coward 臆病(おくびょう), 意気地なし, 腰抜け

[文化] 黄色には,臆病者のイメージがある.臆病者を形容する表現にyellow, yellow-belliedなどがある.

 

経たれたパイプ ウチナーンチュの新たな怒り

2015/5/25 3:30 日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO87139520S5A520C1000000/

 

 沖縄県の米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設問題を巡り、政府と県の対立が深まっている。首相、安倍晋三や官房長官の菅義偉らは4月以降、沖縄県知事の翁長雄志と相次ぎ会談したが、事態は収まるどころかむしろ悪化しているようにみえる。日米両政府が普天間基地の返還に合意してから19年。ウチナーンチュ(沖縄の人)の怒りが強まる理由は何なのか。

 5月17日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇は青色に染まった。辺野古移設反対を訴える県議や経済人らが中心となって開いた大規模集会。かりゆしウエアやシャツ、タオルなど辺野古の海を連想させるブルーを思い思いに身につけた参加者らの目は、グランド中央に設置された壇上に向けられた。

 「県の有するあらゆる手法を用いて辺野古に新基地を造らせないという公約の実現に向けて、全力で取り組んでいくことを今、みなさんにあらためて決意します」

 大トリで演説した翁長は興奮していた。安倍や菅、政府の姿勢をやり玉にあげ、拳を突き上げた。

 「首相は『日本を取り戻す』と言っているが、この『日本』の中に沖縄は入っているのか」

 鳴りやまない拍手の中、自身も水色のかりゆしを着て、青いリボンを胸につけた翁長は内野から外野まで埋まったスタンドをうなずきながら何度も眺めた。

■「保守でやってきたのに」

 このスタジアムは翁長にとって思い入れの強い場所だ。昨年11月1日、沖縄県知事選の総決起大会を開き、1万5千人(主催者発表)が集まった。今回の大規模集会はそれを上回る3万5千人(同)が県内外から参加した。

 知事選を10万票の大差で勝利した翁長は「辺野古移設反対を県政の柱にする」と訴えたが、実は大規模な反対集会とはこれまで距離をおいてきた。自民党沖縄県連幹事長を務め、保守政治家を自認する。「これまで保守でやってきたのに『反対、反対』とシュプレヒコールを上げるのはなじまない」とも語っていた。知事選で支援した共産、社民、沖縄社会大衆各党など県議会与党から「知事の反対に向けた動きが見えにくい」との声が上がるほどだった。

 そんな翁長の様子が変化し始めたのは今年に入ってからだ。

 1月下旬、前知事の仲井真弘多が政府の埋め立て申請を承認した過程に法的な瑕疵(かし)がなかったかを検証する第三者委員会を設置。翁長はその結果が出るまで移設作業を中止するよう沖縄防衛局に要請したが、その間も政府は作業を粛々と進めた。

 2月に入ると、市民団体が沖縄防衛局の設置したコンクリート製ブロックがサンゴ礁を破壊していることを示す写真を公表。県は調査を始めたが、3月12日、沖縄防衛局は中断していた海底ボーリング(掘削)調査を再開した。

 「第三者委の検証結果が出る前に、埋め立て工事が始まる可能性がある」。有無も言わさぬような防衛局の対応に、翁長は県の漁業規則に基づく作業停止を指示し、政府への対抗措置に打って出た。翁長が政府を公然と批判するようになったのはこのころからだ。

 知事就任以来、何度も上京しながら、安倍や菅との面会ができなかった翁長に、これまでためこんだ思いをぶつける機会がようやく訪れた。

■「あそこまで言われるとは……」

 4月5日。那覇市内のホテルで沖縄基地負担軽減担当相を兼務する菅と初めて会談したときのことだ。菅は「最重要は普天間基地の危険除去だ」と強調。普天間基地から山口県の米軍岩国基地への空中給油機の移転など、基地負担軽減策の成果に触れ、「安倍政権として負担軽減のためにやれることは何でもやる」と述べた。

 

 翁長は10分以上の菅の説明が終わると、自分で練った原稿を見ながら、身ぶり手ぶりで語り始めた。

 「沖縄県は自ら基地を提供したことは一度もない。銃剣とブルドーザーで強制接収された」

 「官房長官が『粛々と』突き進む姿は、『沖縄の自治は神話だ』と言い放ったキャラウェイ高等弁務官の姿に重なる」

 キャラウェイ高等弁務官は沖縄が米施政下のころの最高実力者だ。毀誉褒貶(ほうへん)あるものの、沖縄では今も圧政の象徴だ。菅は翁長との会談を終え、那覇空港で東京への飛行機を待つ間、周囲にこう漏らした。「あそこまで言われるとは思わなかった……」

 4月17日。翁長は首相官邸を訪れ、安倍との初会談に臨んだ。

 安倍は「普天間の早い危険性の除去は我々も沖縄も思いは同じだろう。1歩でも2歩でもすすめていかなければならない」と理解を求めたうえで、「辺野古への移転が唯一の解決策だ。これからも丁寧に説明をさせてほしい」と言い切った。

 翁長は安倍の持論を借りる形で答えた。「『戦後レジームからの脱却』と言うが、沖縄では戦後レジームを死守しているかのようだ」。「土地を奪っておきながら(辺野古移設が)嫌なら代替案を出せという、こんな理不尽なことはない」

 大型連休中、日米両政府は首脳会談や外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)で「辺野古移設が唯一の解決策」だと確認した。5月9日、訪米から戻った防衛相の中谷元はさっそく沖縄県庁で翁長と向き合うと、あいさつもそこそこに資料を手渡し、沖縄が置かれている状況を説明した。それは中国を念頭に、尖閣諸島周辺の領海侵入の件数や航空自衛隊戦闘機の緊急発進(スクランブル)の回数が増加し「沖縄は安全保障上の大変重要な地域だ」というものだった。

 日本国内にある米軍専用施設の73.7%が集中している沖縄。本土復帰から43年がたったいまもなお新しい基地をつくらなければいけないのはなぜか――。中谷の話はそんな沖縄からみた素朴な疑問への一つの答えではあるが、翁長には想定の範囲内だった。「戦後70年たっても沖縄に負担をさせる。辺野古が唯一の解決策ということでしか、日本の安全保障を語れない。沖縄があえぎ、苦しみ、自己決定権を強く主張するゆえんだ」

■ずれる議論の出発点

 普天間基地移設のきっかけとなったのは1995年に県内で起きた米兵による少女暴行事件だ。米軍基地が集中するがゆえの問題が顕在化したことで、保守と革新の対立を超えた県民の怒りが吹き出した。政府は地元が納得する負担軽減策を考えた。それが96年の日米両政府による普天間基地の全面返還合意だった。

 普天間基地は近くの丘に上ってみるとその異様な光景がよく見て取れる。市街地の中心部にある基地の周囲には、住宅や学校、病院などが密集している。フェンスの中には先祖の墓もある。99年に辺野古への移設が決まった後も、2004年には普天間基地近くの沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落する事故が起きた。政府は「普天間の危険性除去」が移設問題の原点と主張する。だがそれは翁長との議論の出発点がそもそも異なる。

 翁長が訴えるのは戦後70年を迎える沖縄の歴史だ。銃剣とブルドーザー、キャラウェイ高等弁務官――。悲惨な沖縄戦を経験し、戦後も日本から切り離された記憶を呼び起こすキーワードを会談や演説の中にちりばめる。「保守は保守でも沖縄の保守」「イデオロギーよりも(沖縄人としての)アイデンティティー」。苦しい体験をしてきた世代を中心に、保革を超えて支持が広がる理由だ。

 翁長以前は、稲嶺恵一、仲井真と2代続けて保守県政が続いた。ともに期限付きの基地使用や軍民共用化などの条件をつけつつも、「苦渋の決断」として辺野古移設を受け入れた。沖縄の苦い体験をことさら強調することも控えていた。なぜだろうか。

■前知事が言った「よほどのこと」

 仲井真は1412月の退任会見で、沖縄と本土(ヤマト)の関係を聞かれてこう答えた。

 「僕らが東京に留学したり、仕事したりしたときに、いろいろな意味で『ちょっと違うんじゃないの』とからかわれたこともないわけではない。心の中で封印とは言わないが、沖縄だけでなく、日本中、世界中の人がある程度持っている。これをおおっぴらにして何か言うのは、よほどのことがない限りどうなんだろうか」。

 翁長がいま沖縄のアイデンティティーを強調するのは、その封印してきた沖縄の苦しみを理解できる人が減ったことの裏返しでもある。確かに翁長の手法には「県民に受けると分かっていてやっている」(自民党沖縄県連関係者)との批判もある。「言ってはいけない世界に入ってしまった」と語る自民ベテラン県議は、「今までは右手で拳を振り上げても、左手はどこかで(政府と)握れないか考えるところはあったが、あそこまで政府を批判するとそれももうできない」と語る。だが、もし仲井真の言う「よほどのこと」が起きているのならどうだろうか。

 戦後70年を迎え、国会議員にも、そして沖縄にも戦争を経験した議員は減った。初代沖縄開発庁長官の山中貞則、普天間基地の返還にこぎ着けた元首相、橋本龍太郎、菅が師と仰ぐ元官房長官の梶山静六や野中広務――。沖縄でいまなお尊敬を集める政治家は多い。

写真

普天間基地の全面返還合意を発表する橋本首相とモンデール駐日米大使(1996年4月、首相官邸)

 翁長は「昔は橋本総理をはじめ、沖縄への思いが感じられたが、今の政府の対応はそれ以前に戻った」と漏らす。基地負担の代償に沖縄に多額の振興費をつぎ込んだとの批判はあるが、自民党の旧橋本派を中心に、沖縄と丁寧に対話し続けるパイプがあった。

 2009年の政権交代で誕生した鳩山由紀夫政権でそのパイプは壊れた。地元が受け入れてきた辺野古移設を「最低でも県外」と日米合意の見直しを宣言。沖縄県民が「中央政府が県外と言うなら、沖縄が辺野古を受け入れる必要はない」となるのは当然だ。しかし、鳩山は迷走したあげくに辺野古移設に回帰し、大きく膨らんだ沖縄県民の期待を裏切った。

 自民党が政権に復帰した12年末以降も沖縄にとっては裏切りと受け止める出来事が続いた。13年4月28日、サンフランシスコ講和条約の発効から61年目に政府が開いた「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」。沖縄にとっては本土から切り離された「屈辱の日」とされ、前知事の仲井真は欠席した。天皇陛下を前に万歳三唱する国会議員の姿は多くの沖縄の人にとって新たな屈辱と映った。

 政府も手を打たなかった訳ではない。人口が密集する米軍嘉手納基地(嘉手納町など)より南の米軍施設の返還を進め、オスプレイの本土での訓練移転に力を入れる。夏には菅が米海兵隊の移転先であるグアムを視察する予定もある。

 それでも辺野古移設に関しては、予定通り進める計画を崩していない。政府は6月末までに辺野古沿岸部の海底ボーリング調査を終え、埋め立て工事に着手する方針だ。普天間基地の辺野古移設は安倍の「対米公約」でもあり、一歩も引く余地はない。

 翁長も対抗策を模索する。県の第三者委員会が7月上旬をメドに翁長に報告書を提出する。翁長はこれを基に、埋め立て申請の承認取り消しや撤回に踏み切る可能性がある。そうなれば政府が埋め立て工事を進める法的根拠がなくなり、工事は暗礁に乗り上げる。政府と県の対決は法廷闘争に進む公算が大きい。

■近づこうとしても……

 本土復帰から43年を迎えた5月15日。翁長は記者会見でかつての知事、西銘順治が「ヤマトンチュ(本土の人)になりたくてもなりきれない」と表した「沖縄の心」を今、どう思っているか問われ、こう答えた。「私たちが本土に近づこうとしても寄せ付けないのではないかと感じる」

 ある自民党幹部は「沖縄は植民地からの独立運動のようになっている」と危機感を示す。翁長が出席した20日の日本記者クラブでの講演でも記者から「このままいくと沖縄独立まで行くのではないか」という質問が飛んだ。翁長は気色ばんで反論した。「戦前、戦中、戦後と沖縄は日本国に操を尽くしてきた。沖縄が切羽詰まって話をしているのに、『独立だ』と言って切り離すのか」。政府だけでなく、本土との温度差に違和感を抱えている。

 6月23日には沖縄で組織的な戦闘が終結した「慰霊の日」を迎える。首相がこの日に沖縄を訪問するのが通例だ。埋め立て工事が迫る中、70年の節目を迎える沖縄。安倍の沖縄訪問までに政府との平行線は交わろうとするのか、まだ見通せない。

 翁長は17日の大規模集会の演説の最後、アドリブでこう締めくくった。

 「どうか日本の国が『独立は神話だ』と言われないように、安倍総理、がんばってください」

 「ウチナーンチュ、ウシェーティナイビランドー(沖縄の人をないがしろにしてはいけない)」=敬称略

(那覇支局 藤田祐樹)

 

翁長沖縄県知事が人々を熱狂させるワケ 安倍政権が“カリスマ”を生み出した

3万人が琉球語の「檄」に酔いしれた。沖縄の人々を熱狂させる「翁長雄志」という英雄を生み出したのは、沖縄に冷淡な安倍政権である。(編集部・野嶋剛)

http://dot.asahi.com/aera/2015052500057.html

http://toyokeizai.net/articles/-/70880

 

「報道ステーション」ちゃん作成のフリップね

ごまかし

「一般に、武力行使を目的として他国の領土・了解に入ることは許されない」

「機雷掃海は例外」A

 “戦争法案という批判は全く根拠のない無責任かつ典型的なレッテル貼りであり A

 すり替え

「木を見て森を見ない議論」A

「武器使用権限が増えるので隊員のリスクは増えない」N

 決めつけ

「アメリカの戦争に巻き込まれることは絶対に有り得ない」A

「自衛隊員のリスクが増大するということはない」N

 

NEWS23」ちゃん

「中止中断するので戦争に巻き込まれることはない」N 

中止中断しても敵は攻撃するだろうし、逃げたら追いかけられて攻撃受けるかもしれない、

さらに本国が攻撃されるかもしれない。それなのに抑止力が働くとか、逃げるからリスクが減るとか意味不明誰のぼやきかなw

 

今国会成立に

反対55% 賛成25% 日本経済新聞・テレビ東京調査

反対53% 賛成34% 毎日新聞調査

 

安保関連法案:審議の衆院本会議「原則外」NHK中継せず

http://mainichi.jp/select/news/20150527k0000m040049000c.html

 

写真

http://mainichi.jp/graph/2015/05/27/20150527k0000m040049000c/001.html

調査

http://mainichi.jp/graph/2015/05/25/20150525k0000m010062000c/001.html

 

 

二階氏 安保法案急がず、野党に「真摯な議論を」

テレビ朝日系(ANN 526()1713分配信

 必ずしも今の国会での成立にこだわらない考えを示しました。
中国を訪れている自民党の二階総務会長は、同行記者との懇談で、26日に審議入りした安保関連法案について「数を頼って採決しようということではなく、議論が尽きるところまでやって頂く」と述べました。

 そのうえで、「国の将来を決する重要な課題だ」として、慎重な審議を求めました。さらに、「議論を重ね、どうしても時間が足りない時は、その時、考えればいい」と必ずしも今の国会での成立にはこだわらない考えを示しました。

また、「国民の期待は、与党と野党が話し合って良い日本をつくることだ」と野党に対しても真摯な議論を求めました。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150526-00000034-ann-pol

 

「安保法案のウラを読む 『武力行使の機会広がり、歯止めなくなる』専門家激怒」

http://mainichi.jp/shimen/news/20150522dde012010003000c.html

戦争もアンダーコントロールなのか? 安保法会見への7つの疑問 高野孟

http://www.mag2.com/p/news/15677

TBS NEWS

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2502533.html

テレビ朝日

http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000051199.html

(耕論)憲法9条のリアル 宝田明さん、安田菜津紀さん、川上量生さん

http://www.asahi.com/articles/DA3S11732812.html

 長い間、論争の的になってきた日本国憲法第9条。日本人は近い将来、これを書き換え、あるいは手放すのだろうか。憲法記念日を前に、改めて9条の意味を考えてみたい。

 ■無辜の民を守る防波堤 俳優・宝田明さん

 11歳の時、旧満州(現中国東北部)のハルビンで日本の敗戦を目の当たりにしました。旧ソ連軍が攻めてきて、関東軍武装解除され、街は無政府状態に陥りました。

 父親が満鉄の技師だったため、満鉄の社宅に住んでいました。夕食時、略奪したたくさんの時計を腕に巻き付けたソ連兵が土足で入って来て、銃をほおに突きつけられました。じっと我慢しましたが、ガタガタと歯が音をたてて鳴っているのが聞こえました。

 ある時は、近所の奥さんが買い物帰りに2人のソ連兵に捕まり、連れて行かれるのを目撃しました。あわててソ連の憲兵隊に駆け込んで助けてもらいましたが、この時の衝撃は忘れられません。

 ソ連軍の強制使役で石炭を貨車に積み込む作業をしていた際に、大勢の日本兵を運ぶ車両が見えました。「2人の兄がいるかもしれない」とそばに行くと、見回りの兵に腹を撃たれました。元軍医が裁ちばさみで傷を切り開いて弾を取り出してくれましたが、麻酔なしです。握りしめていたベッドの柵が曲がっていました。こんな経験から、戦後、どんなに素晴らしいロシアの映画やバレエを見ても、私は感動できませんでした。

 国家の命運を動かすのは一握りの人間ですが、いつの時代も、戦争で最も苦労するのは無辜(むこ)の民です。人命尊重の思想を礎に、「二度と愚かな戦争を繰り返してはならない」という、多くの日本人の反省の思いが刻まれている憲法9条は、時代を超えて引き継がなければなりません。

 それには、日本が無謀な戦争に突き進んでいった歴史を教育現場できちんと教える必要があると思います。戦国武将の話よりも、近現代史に多くの時間を割いて欲しい。若い世代に歴史の真実を知ってもらえれば、平和を希求する9条の普遍的な価値を理解してもらえると思います。逆に歴史の真実を学ばないと、歴史に殺されてしまいます。

 旧満州から引き揚げる際、可愛がっていた雑種犬を連れていけないので、エサや水と一緒に大きな石炭箱に入れました。「ケリー、優しい飼い主に出会ってね」と願いながら。家を離れ、ハルビン駅での厳しい検査を終えて汽車に乗りこみ、外を見ると、プラットホームにケリーがたたずんでいました。私たちを見つけると、ケリーは窓に飛びついてきました。

 汽車が動き出してもケリーは必死で追いかけてきました。やがて、窓からケリーの姿は見えなくなりました。この光景は、今も私の脳裏から離れることはありません。

 これが真実です。歴史の真実を伝え、9条を守り抜くことが、戦争を知る世代の責務だと思っています。9条は無辜の民が戦争に巻き込まれないための最大の防波堤なのですから。

 (聞き手・古屋聡一)

     *

 たからだあきら 34年生まれ。「ゴジラ」「ミンボーの女」など出演映画多数。舞台「ファンタスティックス」で芸術祭大賞。共著「平和と命こそ」。

 ■「戦争しない国」の強み フォトグラファー・安田菜津紀さん

 戦禍から逃れてきたシリア難民やイラク難民の人たちを取材しています。今年も2月に現地を訪れました。

 難民キャンプで「どこの国から来た」と聞かれて「日本から」と答えると、「いい国だ。平和的だし人も優しい」と言われます。「日本はどこも攻撃しない国だから歓迎する」とも言われました。

 彼らは、憲法9条の条文は知らなくても「日本は戦争をしない国」ということをよく知っています。私は、日本に9条があって、守ってきたことを誇りに思っています。

 でも今後はわからない。このまま日本が集団的自衛権の行使を認めたり9条を変えたりして「戦争が出来る国」になってしまったら……。「なんだ日本もほかの国を攻撃するのか」「戦争を後押しする国なのか」という意識が広がり、態度が変わっていくでしょう。出会った難民の人たちの故郷に米国が空爆するのを後押しする国になっていくかもしれない。彼らの失望を想像すると、苦しくなります。

 イラク難民の男の子がこう言いました。「知ってる? 戦争になったら僕たちチェスの駒なんだ。チェスって動かしている人間はぜんぜん傷つかないけれど、駒はどんどん傷つくだろ」。日本にその言葉を持ち帰ろうと思いました。私たちは駒でなく意思をもった人間だ、だから意思をもって傷つけあうのはやめようと。そのためには9条を、私も今まで実感がなかったけれど、もう一度9条の存在が輝ける社会をつくりたい。

 でも私たちの世代は、内心では9条は大事だと思っていても、なかなか言えないというイメージがある。「変な人」扱いをされたり特殊な運動をしている人に見られたりするんじゃないか、と。

 しかもよくわからない。だから黙っていよう。ツイッターなどで攻撃されるのもいやだ。どんどん、語りにくくなっている気がする。そこにどうやって穴を開け、広げていくか。それは伝える仕事をしている私たちの役割です。

 たとえば写真や音楽などアートと組み合わせる。あるいは「改憲したらこんなに大変だ」と脅すだけではなく、9条が守られたらこんなふうにいいことがありますよ、こんなに優しい世の中になるかもしれませんよって。

 中東にいると、9条を持つ日本だからこそ出来る国際支援があることがわかります。紛争で生まれる憎しみの連鎖を絶つ、せめて増幅しないようにすることです。

 米国の団体が支援しようとしても、反米感情や「戦争している国が今さら何だ」という反発にぶつかることがあるそうです。日本は違います。「平和な国の人たちが支援してくれるのなら」と受け入れられやすい。これは日本ならではの強みです。

 (聞き手 編集委員・刀祢館正明

     *

 やすだなつき 87年生まれ。東南アジア、中東、アフリカなどの難民や貧困を取材。ウガンダのエイズ孤児たちの写真で12年に名取洋之助写真賞。

 ■損得で考えれば国益に ドワンゴ会長・川上量生さん

 今後10年以内に、日本は何らかの戦争に巻き込まれる可能性が高い。そう思っている人は少なくないでしょうし、僕もその一人です。

 現在の国際情勢は「世界大戦の序章」と言ってもいいぐらいです。過激派組織「イスラム国」(IS)が台頭し、イエメンでは反政府勢力が制圧した首都にアラブ諸国が空爆をしている。ウクライナでは、ロシアが領土拡大への野心を持ち、親ロ派と親欧米派との戦闘が収まらない。

 アジアでも中国のチベットや新疆(しんきょう)ウイグル自治区で民族対立が高まっている。中国政府が国際社会の目をそこからそらすため、尖閣諸島に突然上陸するというのは、十分ありうるシナリオではないか。

 そんな状況下で、日本に憲法9条があるのは、「こんなに素晴らしいことはない」と考えています。

 そもそも、憲法9条は敗戦のペナルティーとして、米国から押しつけられたとも言える。だけど、多くの日本人が護憲を言い続けたことで、米国は日本の軍事力を活用できず、困っている。米国が想像もしなかった展開で痛快でさえあります。

 日本が対米追従の外交を強いられがちな中で、憲法9条は戦争に加わらない口実として、数少ない切り札となってきた。戦争のリスクを減らすために、憲法9条はこれからも有効でしょう。日本政府にとっても、憲法9条があった方が都合がいいんじゃないでしょうか。

 仮に中国が尖閣で限定的な武力を行使しても、自衛隊が現実に存在している以上、日本を守る戦力としてきちんと機能するでしょう。憲法9条があろうとなかろうと、日本を守る上で困ることはない。

 軍事衝突が現実になれば、日本は憲法9条を速やかに放棄し、急速な軍事国家化を進めるでしょう。これは中国にとっても望ましいことではない。つまり憲法9条には、相手が仕掛けてくるのを抑止する効果が期待できるのです。

 だから、集団的自衛権の行使や改憲はできるだけやらない方がいいし、国民は反対するべきです。「こうあるべきだ」という理念ではなく、「得か損か」というリアリズムで考えれば、憲法9条がある方が、日本の国益にとって絶対にプラスだからです。

 一方で僕は、国民の多くが安倍政権を支持しているのも、正しい選択だと考えています。国際的緊張が高まっている時には、安定した強固な政権の方が安全保障上のリスクを少なくできるからです。

 ネット上の言説を見れば、改憲論が優勢に見えるけど、それは一部の人が繰り返し言っているから。若い人たちの本音は「改憲されて徴兵制が導入されるのは、絶対嫌だ」ということでしょう。改憲に賛成する人は多くないと思います。

 (聞き手・太田啓之)

     *

 かわかみのぶお 68年生まれ。97年ドワンゴ設立。子会社ニワンゴで「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」を運営。近著「コンテンツの秘密」。

 

14年ぶり地上戦なきメモリアルデー「意義深い」、米大統領が演説

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OB07Z20150526

「南米の大統領」となったムヒカ大統領の新スピーチ全文(日本語訳)

http://hana.bi/2015/05/mujica-unasur-new-speech/#ixzz3bE6to0WG

 

世界初! 台湾・高雄で“全線架線レス”の路面電車を建設中

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/it/column/20150521/700809/

目にあまる新競技場の迷走(社説) 

http://www.nikkei.com/article/DGXKZO87280550W5A520C1EA1000/

 

神戸の病院長交代へ 生体肝移植、執刀は継続

http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015052201001811.html

神戸市の民間病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)」で生体肝移植手術を受けた7人のうち4人が術後1カ月以内に死亡した問題で、センターは22日、田中紘一院長(京都大名誉教授)の交代を検討していることを明らかにした。早ければ今月中にも理事会や社員総会を開き、院長退任を決める。田中氏は理事長は続け、病院の経営を担う。医師としても引き続き生体肝移植手術を執刀する。院長の後任は、副院長の昇格などを検討している。移植の適応を評価する院内の委員会についても、委員長を移植医から消化器内科医に交代させる見込みで、治療をめぐる体制を刷新するという。

京都・四条通、渋滞苦情120件 市議ら「悪夢だ」と改善求める

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150522000024

四条通の歩道拡幅工事(烏丸通-川端通)に伴う渋滞問題で、21日にあった京都市議会の二つの常任委員会で改善を求める意見が相次いだ。市は120件の苦情や意見が寄せられたことを明らかにし、「市民に多大なご迷惑をかけた」と謝罪。自家用車の進入規制を求める声も出たが、市は「周辺地域への影響が大きい」と否定した。 「多くの市民に悪夢として残っている」。自民党の下村明市議は4月上旬の渋滞を振り返り、秋の観光シーズンに備えた対策を求めた。市はバス停移動などでゴールデンウイークの渋滞はほぼ昨年並みだったと説明、佐伯康介交通政策監は「全庁体制であらゆる対策を検討している」とした。 共産党の西野佐知子市議は「規制をすれば混乱はなかったはず」と自家用車などの規制を訴えた。市は2007年に四条通で行った社会実験でバスとタクシーに通行を限った結果、周辺道路が大渋滞したことを踏まえ、歩くまち京都推進室の山口雅直担当部長は「人の心に訴え、総量抑制を図りたい」と広報体制充実などで渋滞緩和を目指す方針を示した。交通水道消防委員会では、花見シーズンに大幅遅延した市バス運行について、渋滞予測の甘さが指摘され、交通局の高見孝幸自動車部担当部長は「市都市計画局の交通解析の結果、通行機能に著しく大きな影響は与えないという見解だった」と釈明した。また緊急自動車への影響について消防局は1月から5月18日までに四条通周辺で計322回出動したが、「渋滞による到着の遅れは1件もない」と述べた。

「想定外」を一蹴 IAEA報告書 「国際慣行に従わず」批判

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015052502000146.html?ref=rank

福島事故、大津波の危険対策怠る IAEA報告書、全容判明

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015052401001632.html?ref=rank

自民元重鎮 首相を批判 野中氏 死んでも死に切れぬ 古賀氏 恐ろしい国になった

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-05-25/2015052502_02_1.html

高校生平和大使 高校生1万人署名活動

http://peacefulworld10000.com/

PTAに関する読者の疑問、組織トップの回答は?

http://www.asahi.com/articles/ASH5P64FTH5PUTIL03L.html



 



 

 

 


 




 


 


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