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大好評放送中! 宇野常寛がナビゲーターをつとめるJ-WAVE「THE HANGOUT」月曜日。前週分のラジオ書き起こしダイジェストをお届けします!
■オープニングトーク
宇野 時刻は午後11時30分を回りました。みなさんこんばんは、宇野常寛です。今日は最初に、中年男性の繊細な自意識の問題について、みなさんに聞いて欲しいと思います。私、宇野常寛はですね、昨年の11月に37歳になりました。いわゆるアラフォーですね。順調に齢をとってきていて、最近だんだん温泉とかが好きになっていて、寒くなると「温泉行きたいなあ」とか思うんですよね。あと、昔ほど脂っぽいものが好きじゃなくなったんですよ。昔はとりあえず腹が減ると「ラーメンか肉が食べたいなあ」とか思っていたんですよ。でも、いまはぜんぜん違って「お造りが食べたいな」とか「そばが食べたいな」とか思うようになってきているんですよね。そういった変化をひしひしと感じて生きているので「40歳ってけっこう近いんだな」とか「やっぱ37歳とかって本当におじさんなんだな」とか思うことが多いんです。
まあ、ジタバタしても仕方ないから、いい齢のとり方をしたいなと思っているんですよ。無理して若作りしている人って、単に痛いじゃないですか。でも、いかにもオヤジというのではなく、「宇野さんってなんかこう、いい感じの齢のとり方してきているよね」って言われるようになれたらいいなあと、純粋に思っているんですよね。見た目も、無理に大学生みたいな格好するのはダメだなと思うんだけれども、「えっ、宇野さん37歳なんですか?」とか「ぜんぜん若く見えますよ」とか言われるくらい、年齢のわりには元気そうでみずみずしい感じがちょうどいいかなと漠然と思ってるんですね。そう思う理由のひとつとして、僕はデパートとかで売っている「男の大人のたしなみ」みたいなイメージのスーツとか時計とか、ミドルエイジ男性向けのアイテムに対して「昔の企業社会」みたいだなっていうイメージが強くて、ぜんぜんかっこいいと思わないんですよ。
というわけで、実は僕はここ2、3年で、見た目にはそんなに気を使ってないんだけれども、その代わりに運動もすごくしているんです。1日5キロくらいウォーキングしたりしているんですよ。食べ物にもわりかし気をつかっているし、「おじさんになったぞ」って開き直らないようにしようとずっと思ってるんですよね。
そんな37歳のね、繊細な自意識を抱えた僕にあることが起きたんですよ。先週の金曜の夜です。仕事が終わって家に帰ろうと思って、高田馬場の駅前をてくてく歩いていると、突然見知らぬカップルに話しかけられたんです。たぶん28,9歳ぐらいの男性と、それよりちょっと年齢が下の女性ですね。なんか持っている荷物もちょっと大きめだったし、おそらくは地方から来た観光客だと思うんですよ。そのカップルの男の方が、いきなり「すみません、ここらへんで美味しいラーメン屋さんありませんか?」ってきいてきたんですよ。マジで。東京に住んでいてもなかなかこんなこと無くないですか?
なので「うわ何だコイツ」と思ったんだけれど、悪い人たちには見えなかったから、「高田馬場は美味しいラーメン屋さんいっぱいありますけど、どんな感じのやつがいいですか?」と普通にきき返したんです。
すると、男子の方が「つけ麺の美味しいところがいいです」と。女子の方は「こってりじゃない家系があったらそこがいいです」って言うんですよね。これは、おそらくすごく地方の人で「関東圏には家系と呼ばれるラーメン屋群がはびこっているらしい。でもこってりラーメンはちょっとカロリーも気になるし、やだな」とか思っていたんだと思うんですよ。僕はついマジレスしてしまいましたね。こってりじゃない家系というのは定義上存在しないので、駅前の麺屋武蔵を検索して、鷹虎という店を教えてあげた。そこまではよかったんです。
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