終わった後も、大組閣どうなるんですかとか、宇野さんはSKEでは誰が好きですかとか、このラジオも聴いてますとかそんなこと色々言ってくれて、その中で、「俺この後握手会なんだけど行こうかどうか迷ってるんだよね」って言ったんです。そしたらその子が、「自分は名古屋だから、しかも高校生でそんなにお金もないからめったに東京に遠出もできないので個別握手会ってほとんど行かない」って言って、その時、心に刺さるものがあったんです。そうか! と。俺はいつから心の底まで腐った東京者になってしまったんだと。こういったアイドルのイベントが毎週のようにあるなんて東京に住んでる人間の特権じゃないか! と。しかも自分で使えるお金がそれなりにある30代男性の特権みたいなものに僕は甘えていて、なに眠いから握手会干そうとか、ぬるいこと言ってんだ! って感じでこう雷に頭を打たれたような、そんなショックを受けたんです。これはもう行くしかないなって思って、帰りの新幹線で1時間ぐらい寝て、よしばっちり回復だと思って、もう夕方なんですけど、1部から7部まであるうちの5部と6部ですね。名古屋から東京に行って、東京から京葉線乗り換えてさらに千葉の幕張メッセまで行って、握手会行ってきましたよ。彼の純粋な瞳に心打たれて。
「宇野常寛のオールナイトニッポン0(zero)金曜日~2月28日放送全文書き起こし!」☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.025 ☆
好評放送中の「宇野常寛のオールナイトニッポン0(zero)金曜日」。前週分の放送を、全文書き起こしでお届けします。
■オープニングトーク
はい、倉持さん宮崎さん岩佐さんおつかれさまでした。評論家の宇野常寛です。まあ、結論から言うと、もうほぼ記憶ないですね。あの一週間前の事が。マジで。みなさん覚えてますか、先週この番組で話したと思うんですけど、この前の土日って本当にやばかったんですよ。なんかスケジュールが死の行軍ってやつですか、いわゆるデスマーチってやつだったんです。金曜日にこの番組があって、朝5時に終わって、その足で東京駅に行って、新幹線の改札開くのを待って、改札が開いたらその待合室でちょっと寝てみたいな感じで6時台の新幹線に乗って名古屋に行ったんです。朝から、東海高校っていう名古屋で一番頭のいい高校らしいんですけど、そこで講演をすることになっていたんです。そのためにものすごいスケジュールになっていて、番組が終わって名古屋行って、それで、夜が自分の主催する都知事選を振り返ろうみたいな結構まじめなイベントがあって、うわーダブルヘッダーかトリプルヘッダーっていうのか、なんかすごいことになってんな、って思ったんです。
そこで、さらにその名古屋での講演と東京での都知事選イベントの間に、もちろんその間には新幹線でとんぼ返りっていうそういう儀式があるんですけど、その間にさらに僕は夕方に握手会も入れてたんですよ。これ、でも仕方ないんですよ。最近、握手会ってもう半年くらい前に握手券が発売されちゃうので、当日の予定なんてわかんないんですよ。半年後の事とかわかってます? 皆さん、半年後にこうなってるってみんなわかってなかったでしょ? 今回の大組閣の件もそうですけどね。半年経ったら世界は全部変わっちゃうんですよ。世界は生まれ変わるんですよ、完全に。いま微妙に「MARIA」の歌詞を僕引用してますけど、わかる人だけわかってください(笑)。半年あったら世界は生まれ変わるんです。なので僕は2月22日がこんなスケジュールになるとわからずに握手券を買い、そして名古屋の講演の仕事を受け、そして都知事選イベントも入れたんですよ。まあ、都知事選イベントのときはヤバいかなってもうわかってたんですけど、まさかこんなに重たくなるとは思ってなくて。
それで、普通に考えたらこれ40時間ぐらいぶっつづけで起きる事になるんですよ。だから握手会に行くのをやめて、午前中講演して午後イチの新幹線かなんかで帰ってきて新幹線の中プラス、次は夜8時くらいからのイベントなんで、6時くらいまでどっかで寝ようかなとかちょっと思ってたんです。だからこのラジオでは握手会行くかどうか迷ってますとか言ったんですけど、僕ぶっちゃけ8割くらい行かないかなって思ってたんですよ。このラジオのスタッフとも、ディレクターの鈴木さんともサブディレクターの佐藤さんとも「さすがにツラいっすよね」とかそんな話してたんです。それで、名古屋行ったんですよ。まぁ午後ゆっくり寝れるからいいやと思ってわりかし気楽に行ったんです。東海高校で講演したんですけど、それって東海高校のサタデープログラムといって生徒が自主的に呼びたい人を呼んで講演依頼してやってもらう企画で、依頼のやりとりとかも全部学生さんなんです。2〜3人の主要メンバーがいて、僕を呼びたいって思った生徒さんのグループがいて、本当に高校1年生とか2年生とかそれくらいの子が僕にメールを出して、先生の引率はあったんだけど名古屋から宇野事務所に1回来て、そして打ち合わせをして帰っていって、宣伝も自分でやってってことなんです。
実際講演会はしてきたんですけど、おかげさまですごい好評でね。なんかその東海高校のサタデープログラムっていうもの自体が、地域のイベントみたいになってるんですよ。ちょっとした文化祭みたいな形でもう朝からカルチャーセンターの講座みたいなものがあって、いろんな業界で活躍してる人がやってきて一時間くらい話すっていう時間割になっていて、1時間目は僕と誰々と誰々、2時間目はまた3人くらいいて、好きなところで話を聴いていいっていうそういうシステムなんです。出店とかも出ていたりとか、食べ物とか売ってたりとかしてすごいにぎやかで、明らかにそこの生徒でも父兄でもないような地域の人とかも来て、イベントを楽しんでるんです。これ、すっごい良いイベントだなと思いました。かなりの部分が、生徒の自主運営なんですよ。当日の僕のアテンドもずっとその高校生の子なんですよね。でね、その僕をアテンドしてくれた子がすっごいAKBファンなんですよ、正確に言うと名古屋なんでSKEファンですね。大矢真那推しの男の子なんですよ。メガネかけてるちょっとかわいい感じのね。本当に僕の講演も面白がってくれて、たぶん彼とその友達とかが、僕をすごく呼びたいっていって呼んでくれたんですよ。
終わった後も、大組閣どうなるんですかとか、宇野さんはSKEでは誰が好きですかとか、このラジオも聴いてますとかそんなこと色々言ってくれて、その中で、「俺この後握手会なんだけど行こうかどうか迷ってるんだよね」って言ったんです。そしたらその子が、「自分は名古屋だから、しかも高校生でそんなにお金もないからめったに東京に遠出もできないので個別握手会ってほとんど行かない」って言って、その時、心に刺さるものがあったんです。そうか! と。俺はいつから心の底まで腐った東京者になってしまったんだと。こういったアイドルのイベントが毎週のようにあるなんて東京に住んでる人間の特権じゃないか! と。しかも自分で使えるお金がそれなりにある30代男性の特権みたいなものに僕は甘えていて、なに眠いから握手会干そうとか、ぬるいこと言ってんだ! って感じでこう雷に頭を打たれたような、そんなショックを受けたんです。これはもう行くしかないなって思って、帰りの新幹線で1時間ぐらい寝て、よしばっちり回復だと思って、もう夕方なんですけど、1部から7部まであるうちの5部と6部ですね。名古屋から東京に行って、東京から京葉線乗り換えてさらに千葉の幕張メッセまで行って、握手会行ってきましたよ。彼の純粋な瞳に心打たれて。
終わった後も、大組閣どうなるんですかとか、宇野さんはSKEでは誰が好きですかとか、このラジオも聴いてますとかそんなこと色々言ってくれて、その中で、「俺この後握手会なんだけど行こうかどうか迷ってるんだよね」って言ったんです。そしたらその子が、「自分は名古屋だから、しかも高校生でそんなにお金もないからめったに東京に遠出もできないので個別握手会ってほとんど行かない」って言って、その時、心に刺さるものがあったんです。そうか! と。俺はいつから心の底まで腐った東京者になってしまったんだと。こういったアイドルのイベントが毎週のようにあるなんて東京に住んでる人間の特権じゃないか! と。しかも自分で使えるお金がそれなりにある30代男性の特権みたいなものに僕は甘えていて、なに眠いから握手会干そうとか、ぬるいこと言ってんだ! って感じでこう雷に頭を打たれたような、そんなショックを受けたんです。これはもう行くしかないなって思って、帰りの新幹線で1時間ぐらい寝て、よしばっちり回復だと思って、もう夕方なんですけど、1部から7部まであるうちの5部と6部ですね。名古屋から東京に行って、東京から京葉線乗り換えてさらに千葉の幕張メッセまで行って、握手会行ってきましたよ。彼の純粋な瞳に心打たれて。
それで、去年の秋に買った握手券なんで結構チーム4のメンバーをいっぱい買ってたんです。2部とか3部の午前中のも買ってて、半分ぐらいはやっぱ行けなかったんです。でもいくつか間に合ったので、こじまことかさっほーとか行きました。こじまことはFLASHの青木さんの話しましたよ。このラジオにもゲストで来たことある、光文社の青木さんの誕生日の話とかしました。こじまこに教えられて、青木さんお誕生日おめでとうございますってメールしましたからね(笑)。あと、横山由依ちゃんも行ったりとか、すーちゃんも行ったりとか、AKBファンのみなさんも「あ、宇野さんラジオ聴いてます」みたいな人ともいっぱいお話ししてやっぱ来てよかったなって思いました。あと警備のお兄さんが僕に気づいたらしくて、黙礼してました。僕チケットのもぎりのお姉さんにテレビで見てますとか言われたこともあって、なんか微妙な恥ずかしさを覚えたこともあるんですけど(笑)。警備のお姉さんに認知いただきました。はい。
その後都知事選イベントも夜やって100人くらい来てくれてすごい盛り上がったんです。まあ、すごい充実した一日だったんですけど、なんかいつ寝たかとかも全然覚えてないんですよ。一週間も経ってないことなのに全然覚えてないんです。どうやって家に辿り着いたのかとかね。イベントは芝浦であったんですけど、芝浦から家にいつ頃帰って夕飯に何を食べてどんな感じで寝たかとか、今日この話をしようと思って思い出そうとしても全然思い出せないんですよ。気がついたら朝になってましたね。さすがにこの歳になってほとんど記憶がないとかあんまりないんだけど、しかもお酒飲まない日でね。久しぶりに経験しました。本当に40時間くらい連続稼働して、やりきった感がありますね。自分で自分を褒めてあげたいって感じです。なんでこう思えたかといったら、たぶんあの真那推しの高校生のおかげだと思うんです。彼に握手会への憧れとかを聞かなかったら、僕はたぶん家帰って寝てたんです。そしたらちょっとこのやりきった感ってなかったかなっていう風に思ったんです。僕はいつもこのゾーンでは馬鹿な話をしてるんですけど、今日はその高校生君への、さすがにちょっと名前出すのどうかなと思うんであれなんだけど、彼への感謝のことを言いたくてちょっとこの話をしてみました。
今日は必然的にたくさん組閣の話をすることになると思うんです。なので一曲目は僕が考える組閣の歌というか、今回の組閣を強くイメージさせる歌っていうのを選んでみました。それでは聴いてください。本日の一曲目です。AKB48で『Party is over』
♪
▼宇野常寛が限界を超えて挑んだ都知事選イベントの模様はこちら▼
はい。聴いていただいたのは、AKB48で『Party is over』でした。
これは『鈴懸なんちゃら』のカップリング曲で、大和田さんがセンターの曲なんです。これ、歌詞を読むと組閣のことを歌っているようにどうしても思ってしまいますね。内容的には、みんなでパーティー楽しくやっていたんだけど、お父さんとかが早く帰ってきちゃったせいで、パッと途中でお開きになっちゃったと。次どこで会えるかわからないと。そういった、この楽しい時間がもうちょっと続くと思っていたのに、次どこで会えるんだろう、みたいな。そのせいで切なさが募るみたいな、そういう歌なんです。だから、結果的になんですけど、組閣の歌にしか聴こえないですね。タイトルでわかると思うんですけど、これってAKB48の最初の劇場公演曲の『パーティーがはじまるよ』の、おそらくセルフアンサーソングなんです。新世代の15期の大和田さんをセンターに据えたこの曲っていうのが、2005年の始まりから続くAKBの第一章みたいなものに対して、秋元さんが自分の力でそれを終わらすとか、引っ掻き回すとかそういったタイミングの、意思表示だったのかなってことを今になって思ったりもします。
はい! ということで、今夜はですね、組閣祭りに対抗して変則的な構成でいきたいと思います。ゲストも来ますよ。それではいきましょう! 宇野常寛のオールナイトニッポン0(zero)。
はい、改めましてこんばんは。評論家の宇野常寛です。いやー大組閣ね。皆さんご存知かと思いますけど、僕は当日、小林よしのりさんや本郷和人、FLASHの青木さん、あと大島優子さんと5人で大組閣の解説をさせていただきました。なので、当日現場にいたんですけど、言いたいことが山ほどありましてね。あの……うまくまとまらないというか、それをやると本当に2時間ずっと喋っちゃう感じなんですけど。先に裏話っぽいとことから入っていくと、久しぶりに秋本さんにも挨拶してきました。あの王への謁見を、久々にしてきましたよ。結構普通に行ってきたし、ここで話す性質のことではないかなと思うんですけど。行く途中に、バックヤードでメンバーがちょくちょく残っていて、宇野さん! って言われて、ぱっと振り向いたら……かおたんですよ。うわっと思って。宇野さん! って声かけられたとき、一瞬由依ちゃんかなって期待するじゃないですか。パって振り向くと、誰がどう見ても松村香織がいるんですよ。そこにこう、圧倒的に。ぱっと見ても松村香織なんです。それでかおたんに捕まって、このラジオの話をしましたね。『マツムラブ!』をかおたんヲタの人が送ってくれてかけたじゃないですか。アナーキーリクエストコーナーで。その話ですごい盛り上がってね。今年は仕事でも絡みたいねみたいなこととかを話して、すごい盛り上がりました。かおたん、面白いしいいやつだなと思って。すぐ秋元康さんの方に向かったんだけど。僕がちょっと引っかかったのは、かおたんの第一声が「私昇格できなかったよー! 」だったんです。待てよ、まだ諦めていなかったのかと。というか、あの人は、終身名誉研究生の人じゃないですか。かおたんは、本当に終身という意味が、終身って終わる身って書きますからね。この身が終わるまでですからね。終身って言う意味がもしかしたら分かってないじゃないかなってちょっと思いながら、王への謁見を果たしてきました。そこが、かおたんの味だったりするかなって思うんですけどね。
はい! 番組宛のメールアドレスはuno@allnaightnippon.comです! ツイッターの番組公式アカウントは、@ann0uno、呟くときはハッシュタグの #ann0をつけてください。さらに、この宇野常寛のオールナイトニッポン0(zero)は、スマートフォン向け放送局NOTTVでも、ここ東京有楽町ニッポン放送のスタジオ映像とともに、同時生放送でお届けしています。NOTTVでは、来週金曜日のお昼3時から、宇野常寛のオールナイトニッポン0(zero)の再放送もお送りしています。スマホで見るオールナイトニッポン。詳しくはNOTTVのホームページをご覧ください。と、いうわけで今夜も有楽町のニッポン放送から生放送。宇野常寛のオールナイトニッポン0(zero)、ノンアルコールで朝まで突っ走ります。
■世界の真実、横山由依
はい。このコーナーはですね、私宇野の推しメンであるところのAKB48横山由依さん、および僕とあなたのオタ活について熱く語り合うコーナーです。早速メールいきましょう。というか、このコーナーは本当に先週に続いてメールが爆発しております。えー、ラジオネーム、これはグレイの社長さん。
「今回の大組閣、正直言ってかなり不満です。支持する、しないで言えば支持するんですが、『大組閣祭り』と銘打ったにしては、コンサートの最後でサプライズ発表となんら変わりない、普通の組閣だった気がします。拍子抜けというか、かなり失望しています」厳しいご意見ですね。
この記事の続きを読む
チャンネルに入会して無料で読む
- チャンネル会費
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
2014/03/06(木) 07:00 "走り屋"は時が止まった世界で戯れる――『頭文字D』の"D"とはなにか ☆ ほぼ日刊惑星開発委員会 vol.024 ☆
コメント
コメントを書く