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http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar201205
第16回 チームBデビュー
2007年4月8日、チームBがデビューした。これでA・K・Bと3チームが出揃ったことになった。しかし正式なデビューは8日であるが、その前日の7日にゲネプロが行われ、このとき当時行われていたガチャの景品として「ゲネプロ招待券」というものが存在し(これに入れたのは100人程度だった)、実質的にはその日が初日だという見方もあった(本当の初日はいつか、というのはヲタにとってとても重要な問題である。なぜならそれに入っているかどうかで最古参を名乗れるかどうかが決まってしまうからだ)。本当のゲネプロだったため、客席の半数近くは招待された関係者で、演出上の不具合がある可能性がある等のアナウンスがあった記憶がある。お披露目イベントから数名が脱落して人員が足りなくなったために、当時のチームAから浦野一美、平嶋夏海、渡邊志穂がチームBに移籍していた。元々の彼女たちのヲタにとっても大切な日となった。
ちなみにぼくはというとゲネプロ、初日ともに入ることができず、お披露目公演があってから3日後にようやく入ることができた。チームBのメンバーはお披露目イベントこそ行っていたものの、ぼくにはやはりその全貌を掴むことはできず、唯一デビュー前に「週刊プレイボーイ」にてプロフィールやニックネームが公開されていたのみだった。するとその時すでに次期エースと称されていた渡辺麻友が、怪我をしたという理由で休演。その日、幕が上がると同時に椅子に座って登場し、休演の理由を語った。ぼくはこの時、ちょうどステージ中央が柱の裏に位置するような場所に座っており、ここでも渡辺麻友の姿を確認することができなかった!渡辺麻友とは一体どれほどの美少女なのかと頭を抱える羽目になった(その後渡辺麻友は復帰し「BINGO!」で選抜に選ばれると、そこからはメディア選抜常連として活躍を続ける)。演目はチームKが行っていた青春ガールズ公演。慣れ親しんだ公演ということで、ファンは初見から振りコピやお決まりのコールをして盛り上がることができる。そのエネルギーはステージにも伝わり、相乗効果を生む。全く同じ公演とはいえメンバーが一新し、アレンジも若干変わったりもしていて新鮮に映った。
チームBがデビューしたのはチームA・Kが出揃ってから1年後。チームAとチームKの間にもデビューまでに4ヶ月の差があったが、チームBの場合は1年が空いている。年齢が若かったこともあり、「妹グループ」的な印象だった。この頃には劇場公演のチケットが売れ残るということはまずなくなっていた。AKB48のファンの総数は確実に増えていったのだ。チームBには全く興味を示さない人もいれば、AKBであればどんなチームでも構わず入る人もいた。そんな中、チームAでもチームKでもすでに古参ヲタが幅を利かせていてうまく馴染めなかった比較的新しいヲタにとって、チームBの登場は格好のチャンスだった。さらに、多くの新規ファンを獲得するのにおいてやはり渡辺麻友の存在は大きかった。
そこで、遅れを取り戻すかのようにチームBに積極的にコミットし始めた人を、古参ヲタは「Bダッシュ」と言って揶揄した。いつの時代も古参ヲタは新規客を見下すのだ。【※1】しかしそれは規模の問題で避けられないことでもある。例えばピンチケという呼称が象徴的であるが(ピンクチケットの略。18歳未満の客のチケットがピンク色だったことに由来している)、初期の現場にはいなかった、若くてあまりマナーを知らないヲタも増えてきた。また新規客を表す言葉として「PD」という呼び名もありそれは「ポッと出」の略だった。「新規」よりも蔑称のニュアンスが強い(今ではあまり使われなくなってしまったが)。当時は劇場公演が終わったあとにヲタがドンキ裏に集まって出待ちをするのが通例で、またそこは重要なヲタ同士のコミュニケーションの場でもあった。しかしメンバーが送迎車に乗り込む際、必要以上に大声を出したり騒いだりするヲタが増えたため、近隣からクレームが殺到することとなりある時からドンキ裏での出待ちは完全に禁止となった。そうなったのはBヲタのせいだったと言われている。もちろんたまたまそういうタイミングだっただけだとは思うが(笑)。単純に、メンバーが増えるに伴ってファンの総数も増えていったのだ。
ぼくはもちろんどんなチームの公演でも見ておきたいタイプ(「DD=誰でも大好き」ともいう)なので、チームB公演にもよく入っていた。すると暫定的な推しメンを見つけてしまうもので、ぼくのチームBの推しメンは菊地彩香(あやりん、現在は菊地あやか)だった。しかしあやりんはあまりレスをくれるタイプではなく(自分がしょっぱかっただけ?)、やはり積極的にレスをくれて高まらせてくれるのは
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第16回 チームBデビュー
2007年4月8日、チームBがデビューした。これでA・K・Bと3チームが出揃ったことになった。しかし正式なデビューは8日であるが、その前日の7日にゲネプロが行われ、このとき当時行われていたガチャの景品として「ゲネプロ招待券」というものが存在し(これに入れたのは100人程度だった)、実質的にはその日が初日だという見方もあった(本当の初日はいつか、というのはヲタにとってとても重要な問題である。なぜならそれに入っているかどうかで最古参を名乗れるかどうかが決まってしまうからだ)。本当のゲネプロだったため、客席の半数近くは招待された関係者で、演出上の不具合がある可能性がある等のアナウンスがあった記憶がある。お披露目イベントから数名が脱落して人員が足りなくなったために、当時のチームAから浦野一美、平嶋夏海、渡邊志穂がチームBに移籍していた。元々の彼女たちのヲタにとっても大切な日となった。
ちなみにぼくはというとゲネプロ、初日ともに入ることができず、お披露目公演があってから3日後にようやく入ることができた。チームBのメンバーはお披露目イベントこそ行っていたものの、ぼくにはやはりその全貌を掴むことはできず、唯一デビュー前に「週刊プレイボーイ」にてプロフィールやニックネームが公開されていたのみだった。するとその時すでに次期エースと称されていた渡辺麻友が、怪我をしたという理由で休演。その日、幕が上がると同時に椅子に座って登場し、休演の理由を語った。ぼくはこの時、ちょうどステージ中央が柱の裏に位置するような場所に座っており、ここでも渡辺麻友の姿を確認することができなかった!渡辺麻友とは一体どれほどの美少女なのかと頭を抱える羽目になった(その後渡辺麻友は復帰し「BINGO!」で選抜に選ばれると、そこからはメディア選抜常連として活躍を続ける)。演目はチームKが行っていた青春ガールズ公演。慣れ親しんだ公演ということで、ファンは初見から振りコピやお決まりのコールをして盛り上がることができる。そのエネルギーはステージにも伝わり、相乗効果を生む。全く同じ公演とはいえメンバーが一新し、アレンジも若干変わったりもしていて新鮮に映った。
チームBがデビューしたのはチームA・Kが出揃ってから1年後。チームAとチームKの間にもデビューまでに4ヶ月の差があったが、チームBの場合は1年が空いている。年齢が若かったこともあり、「妹グループ」的な印象だった。この頃には劇場公演のチケットが売れ残るということはまずなくなっていた。AKB48のファンの総数は確実に増えていったのだ。チームBには全く興味を示さない人もいれば、AKBであればどんなチームでも構わず入る人もいた。そんな中、チームAでもチームKでもすでに古参ヲタが幅を利かせていてうまく馴染めなかった比較的新しいヲタにとって、チームBの登場は格好のチャンスだった。さらに、多くの新規ファンを獲得するのにおいてやはり渡辺麻友の存在は大きかった。
そこで、遅れを取り戻すかのようにチームBに積極的にコミットし始めた人を、古参ヲタは「Bダッシュ」と言って揶揄した。いつの時代も古参ヲタは新規客を見下すのだ。【※1】しかしそれは規模の問題で避けられないことでもある。例えばピンチケという呼称が象徴的であるが(ピンクチケットの略。18歳未満の客のチケットがピンク色だったことに由来している)、初期の現場にはいなかった、若くてあまりマナーを知らないヲタも増えてきた。また新規客を表す言葉として「PD」という呼び名もありそれは「ポッと出」の略だった。「新規」よりも蔑称のニュアンスが強い(今ではあまり使われなくなってしまったが)。当時は劇場公演が終わったあとにヲタがドンキ裏に集まって出待ちをするのが通例で、またそこは重要なヲタ同士のコミュニケーションの場でもあった。しかしメンバーが送迎車に乗り込む際、必要以上に大声を出したり騒いだりするヲタが増えたため、近隣からクレームが殺到することとなりある時からドンキ裏での出待ちは完全に禁止となった。そうなったのはBヲタのせいだったと言われている。もちろんたまたまそういうタイミングだっただけだとは思うが(笑)。単純に、メンバーが増えるに伴ってファンの総数も増えていったのだ。
ぼくはもちろんどんなチームの公演でも見ておきたいタイプ(「DD=誰でも大好き」ともいう)なので、チームB公演にもよく入っていた。すると暫定的な推しメンを見つけてしまうもので、ぼくのチームBの推しメンは菊地彩香(あやりん、現在は菊地あやか)だった。しかしあやりんはあまりレスをくれるタイプではなく(自分がしょっぱかっただけ?)、やはり積極的にレスをくれて高まらせてくれるのは
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