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                 ☆ メルマガPLANETS vol.52 ☆
~10°CAFÉで初の建築イベント!2020年の7年前から考える”都市と建築”~
           発行:PLANETS  2013.10.4 (毎週金曜日発行)
                  http://wakusei2nd.com
 
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こんにちは。PLANETS編集部・秘書A子です。
今週の金曜日も、「メルマガPLANETS」をお送り致します。

10月に入りましたねー毎日適度に涼しくて、嬉しいです。
そんな今月の高田馬場10°CAFEイベントは、少しこれまでと趣向を変えまして……
いつもの3Fのイベントスペースではなく、2Fで開催します!
10°CAFEの2Fには、まだ立ち寄ったことがない方も多いのでは?
東京R不動産の馬場正尊さん、建築家の門脇耕三さんをお招きしてのイベントです。

▼10/14(月・祝)18:00~@高田馬場10°CAFE
門脇耕三×馬場正尊×宇野常寛「2020年の7年前から考える”都市と建築”」


東京という世界有数の大都市は、2020年に向けて大きな期待を寄せられている。
オリンピック開催が決定したいま、東京が果たせる役割とは何なのだろうか?
東京はこれからどういった都市に変化していくべきなのだろうか?
「地理と文化」の関係の変化に伴って起きる、
「都市と建築」のこれからの関係を徹底的に討論する90分です!
→→→チケット購入はこちらから←←←

もちろん、終了後の懇親会もあります。
いつもより収容人数が少なめなので、ご予約はお早めに。


そしてそして、早速沢山のご予約を頂きましてありがとうございます!
『あまちゃんメモリーズ』、Amazon上位を絶賛爆走中!

▼宇野常寛責任編集『あまちゃんメモリーズ 文藝春秋×PLANETS』
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※画像は、もちろん仮表紙ですw
先日、本表紙のロケ&写真選定を行いましたが……
仮表紙のインパクトに負けない、素晴らしくキュート!な表紙になりそうです!
公開まで、ご期待下さいませ。


それでは今週も高田馬場からお送りします、
今号のコンテンツはこちら↓
 
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├○    メルマガPLANETS  vol.52:2013.10.4
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├○  01.【集中掲載】
├○  フランクフルト・ブックフェア出張報告書
├○ ──日本の人文系研究の『ヴィジュアル系』
├○  國分功一郎
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├○  02.【特別掲載】嶋浩一郎×宇野常寛
├○  本と雑誌と本屋の未来
├○  第16回  出版業界が一向に変わらない件
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├○  03.【批評】中川大地
├○  中川大地の現代ゲーム全史[日本編]
├○  第21回  「NESの思想」と『スーパーマリオ』
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├○  04.【インタビュー】この人のこの話がききたい
├○  10月のこの人:馬場正尊さん(東京R不動産)
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├○  05.【過去原稿】今週のお蔵出し
├○  10/4のお蔵出し:スカイツリーに物語を与える
├○           (初出:「週刊東洋経済」2012年9月号)
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├○  06.【リアルタイムレビュー】中川大地
├○  じぇじぇじぇ!!('jjj’)『あまちゃん』日記
├○  最終週 「おらたち、熱いよね!」
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├○  07.【絵日記】
├○  V3の恋する日記
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├○  08.【食べ歩き】
├○  秘書A子の馬場ランチグルメ
├○  馬場グルメ二十四軒目:ふなわかふぇ
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├○  09.【告知】今週のスケジュール
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├○  10. 編集後記&次回予告
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※一部の連載記事については、
「メルマガPLANETS vol.51」からの続きとなっております。

▼「vol.51」へのリンクはこちらです。
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar353717
 
未読の方は併せてお楽しみ下さい!


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┗■  01.【集中掲載】フランクフルト・ブックフェア出張報告書
   ──日本の人文系研究の『ヴィジュアル系』
      國分功一郎
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「哲学の先生と人生の話をしよう」も大好評だった國分功一郎さんから
メルマガPLANETSだけの、特別お蔵出し!原稿をいただきました。
テーマは、ヴィジュアル系バンド!?
國分先生がドイツで考えた、日本の人文系研究の未来とは?
二週にわたっての掲載です!
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▼本コンテンツは連載です。前回記事はこちら
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar353717

 「派手な化粧やファッション、独自の様式美で異彩を放つ日本のビジュアル系バンドが世界を圧巻しているアニメやコスプレと連動し、数々のバンドが海外公演を成功させるなど、今や音楽を超えた「日本の文化」だ」。これは共同通信の記者、多比良氏の手による2011年5月頃の配信記事である(本稿では2011年6月7日づけ京都新聞に掲載された記事を参照している)。ヴィジュアル系についてご存じない方のために説明しておくと、これは化粧などをして派手に着飾った男性ロックバンドの総称である(敢えて言えば70年代のグラムロックに少し似ている。しかし、音楽的傾向や趣味の傾向などは全く異なる)。1989年にメジャーデビューした「X JAPAN」(当時は「X」)がその元祖とされている。派手なファッションは当初、一部の熱狂的なファンを除いては、ほとんど支持を受けることがなかったが、「X JAPAN」の圧倒的な人気によって認知度は急上昇し、多くの後輩バンドたちが生まれた。
 〝硬派〟なロッカーおよびロックファンたちは当初から「あんなのは格好だけ」と非難を浴びせていた。自分たちこそが本当のロックをやっている、と。しかし、ヴィジュアル系が現れて二〇年たった今、その非難はどこか空疎なモノに聞こえるようになってきている。というのも、ここで言う硬派なロッカーたちの発言に見え隠れする海外への劣等感がこれまで以上に明らかになってきてしまっているからだ。彼らは欧米の(具体的にはイギリスとアメリカの)ロック・ミュージックを模範としている、ロック界の優等生である。当然、ビジュアル系などはちんけな不良に見えただろう。
 だがこのちんけな不良たちは、そんな傍の目など気にせず、自分たちがやりたいように突っ走った。