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http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar273800
第9回 初めてのコンサート、日本青年館
メジャーデビューを果たすと、すぐに次のイベントはやってきた。初めての劇場外でのコンサート、日本青年館コンサートが2006年11月に行われたのである。この頃すでに劇場公演は常に満員、キャパシティ不足である感じが否めなかったから、1000人規模の会場でコンサートをやることは必然であったと思う(この頃ですでにこうなのだから、2013年現在まで同じ劇場を使っているというのは驚きだ)。とにかくこの頃のAKB48が打ち出すイベントには参加しないという手はなかった。AKB48がついに秋葉原の劇場を飛び出すという触れ込みで、当時はAKBヲタであればこの日本青年館のチケットを取ることは必須であった。
公演のタイトルは「会いたかった~柱はないぜっ!」。1曲目は「Partyが始まるよ」。幕が開くと、劇場の2本の柱を模した巨大なセットがステージ上に置かれている。それによって、ステージ全体が見わたすことができず邪魔である。しかし、メンバーがステージ両サイドに柱を押し出すような格好を取ると、その2本の巨大な柱がステージ横に押し出され、ステージ全体が見渡せるようになるのだ。
このコンサートは2日間にわたって行われ、1日目は通常のチームの公演、そして2日目はチームAの楽曲をチームKが、チームKの楽曲をチームAが歌うというシャッフル公演だった。これはとても興奮させられた。いつも見ている公演とは違う、まったく別のものを見ているような気がしたからだ。特に小林香菜が歌う「投げキッスで撃ち落とせ」「ガラスのI Love You」は最高だった(そこに抜擢されていることも含めて!)。チームAが「転がる石になれ」で歌詞を「We are the TEAM A」と改変して歌っているのも印象的だった。もちろん現場では、チームK以外に歌わせるべきではないという意見もあり、イントロが流れた瞬間に「やっちゃったよ」という空気もあった。しかしそんなことを言っているのも一部のKヲタだけであった。AKBにおいて、普段の劇場公演では見られないユニット構成でパフォーマンスを見られるというのは、今では重要な楽しみとなっている【※1】。
また有名な話だが、メンバーたちにとってもお互いのチームの曲を演じるのは初めての経験で、この時にチームの枠を超えた絆が生まれたというのである。これまでなんとなく敵対チームとして認識していたメンバーと、お互いの曲の振り付けを教え合うことによって初めて仲間意識が芽生えて、AKB48としての団結が深まったという。
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第9回 初めてのコンサート、日本青年館
メジャーデビューを果たすと、すぐに次のイベントはやってきた。初めての劇場外でのコンサート、日本青年館コンサートが2006年11月に行われたのである。この頃すでに劇場公演は常に満員、キャパシティ不足である感じが否めなかったから、1000人規模の会場でコンサートをやることは必然であったと思う(この頃ですでにこうなのだから、2013年現在まで同じ劇場を使っているというのは驚きだ)。とにかくこの頃のAKB48が打ち出すイベントには参加しないという手はなかった。AKB48がついに秋葉原の劇場を飛び出すという触れ込みで、当時はAKBヲタであればこの日本青年館のチケットを取ることは必須であった。
公演のタイトルは「会いたかった~柱はないぜっ!」。1曲目は「Partyが始まるよ」。幕が開くと、劇場の2本の柱を模した巨大なセットがステージ上に置かれている。それによって、ステージ全体が見わたすことができず邪魔である。しかし、メンバーがステージ両サイドに柱を押し出すような格好を取ると、その2本の巨大な柱がステージ横に押し出され、ステージ全体が見渡せるようになるのだ。
このコンサートは2日間にわたって行われ、1日目は通常のチームの公演、そして2日目はチームAの楽曲をチームKが、チームKの楽曲をチームAが歌うというシャッフル公演だった。これはとても興奮させられた。いつも見ている公演とは違う、まったく別のものを見ているような気がしたからだ。特に小林香菜が歌う「投げキッスで撃ち落とせ」「ガラスのI Love You」は最高だった(そこに抜擢されていることも含めて!)。チームAが「転がる石になれ」で歌詞を「We are the TEAM A」と改変して歌っているのも印象的だった。もちろん現場では、チームK以外に歌わせるべきではないという意見もあり、イントロが流れた瞬間に「やっちゃったよ」という空気もあった。しかしそんなことを言っているのも一部のKヲタだけであった。AKBにおいて、普段の劇場公演では見られないユニット構成でパフォーマンスを見られるというのは、今では重要な楽しみとなっている【※1】。
また有名な話だが、メンバーたちにとってもお互いのチームの曲を演じるのは初めての経験で、この時にチームの枠を超えた絆が生まれたというのである。これまでなんとなく敵対チームとして認識していたメンバーと、お互いの曲の振り付けを教え合うことによって初めて仲間意識が芽生えて、AKB48としての団結が深まったという。
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