☆ メルマガPLANETS vol.34 ☆
~シェア御礼!TEDxTokyo2013~
発行:PLANETS 2013.5.17 (毎週金曜日発行)
http://wakusei2nd.com
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こんにちは。PLANETS編集部・秘書A子です。
今週の金曜日も、「メルマガPLANETS」をお送り致します。
先週はANN0⇒TEDxTokyo⇒某番組への収録……という
強行軍を敢行した宇野編集長ですが、
お陰様でスピーチ「地理と文化の新しい関係」の動画が
TEDxTokyo2013でも再生数第1位!とのことです!
ありがとうございます~。
まだ下記から見れますので、未見の方はぜひ。(12分くらいの動画です。)
▽地理と文化の新しい関係 : 宇野 常寛 at TEDxTokyo
https://www.youtube.com/watch?v=4Dux487vDbE&list=PLsRNoUx8w3rPedoKDdqaRxtoOsuNqNPWq&index=5
そして今週末も、10°CAFEでのイベントがあります!
実は一昨日、「首都圏ネットワーク」にも取り上げられました!
10°CAFEがNHK総合ゴールデンデビュー……感慨深いです。。。
▼「P8 その後」vol.3 尾原和啓×宇野常寛「21世紀の〈原理〉――ソーシャルメディア・ゲーミフィケーション」
遂に本丸、巻頭特集がテーマにきました!ラスボス感あります。
「『P8』のLINE論面白かった」「巻頭の座談会、2回読みました」という方は必見。
「連続講座」と言いつつ、もちろん単独でこれだけ受講してもOKです!
現場での観覧チケットもまだありますので、ご予約の方は下記からどうぞ。
5/19(日)はいつもよりちょっと早い、17:00のスタートです。
10°CAFE、「おしゃれすぎる」「意識高そう」と言われますが、こわくないですよ~。
▼「夜の世界」から日本を変える ――「PLANETS vol.8」その後@10°CAFE
http://wakusei2nd.com/event/sonogo
以上、告知でした。
それでは、
今号のコンテンツはこちら↓
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├○ メルマガPLANETS vol.34:2013.5.17
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├○ 01.【特別掲載】堀潤×宇野常寛
├○ 「ニッポン開発委員会2013――社会のOSをアップデートするために」
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├○ 02.【人生相談】國分功一郎
├○ 哲学の先生と人生の話をしよう
├○ 第33回 「抑え難い復讐心があります」
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├○ 03.【批評】中川大地
├○ 中川大地の現代ゲーム全史[日本編]
├○ 第3回 二人のユダヤ人がもたらした地球史的因縁
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├○ 04.【ルポルタージュ】稲垣知郎+濱野智史
├○ ちろうのAKB体験記
├○ 第19回 初めての私信
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├○ 05.【ノンフィクション】武本弦
├○ 震災離婚
├○ 第7回 反原発不倫(疑惑)
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├○ 06.【食べ歩き】
├○ 秘書A子の馬場ランチグルメ
├○ 馬場グルメ七軒目:バインミー☆サンドイッチ
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├○ 07.【リアルタイムレビュー】中川大地
├○ じぇじぇじぇ!!('jjj’)『あまちゃん』日記
├○ 第5週 「おら、先輩が好きだ!」
├○ 第6週 「おらのじっちゃん、大暴れ」
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├○ 08.【告知】今週のスケジュール
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├○ 09. 編集後記&次回予告
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※一部の連載記事については、
「メルマガPLANETS vol.33」からの続きとなっております。
▼「vol.33」へのリンクはこちらです。
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar224229
未読の方は併せてお楽しみ下さい!
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┗■ 01.【特別掲載】堀潤×宇野常寛
「ニッポン開発委員会2013――社会のOSをアップデートするために」
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4/13(土)の夜、高田馬場の10°CAFEにて、
連続講座「P8その後」vol.1 堀潤×宇野常寛
「ニッポン開発委員会2013 ――社会のOSをアップデートするために」が開講されました!
今号では、その全文起こしを特別掲載!
3週に分けてお送り致します。
■中編:つながる・参加する回路
(堀)
僕は、まさにこのマスコミ不信のど真ん中にいた訳ですが、
例えばこの昼と夜の世界を結びつけたいという感覚はその頃からあって、
上役の人達に「インターネットコミュニケーションとは何なのか考えた事ありますか?」 とか
「Twitterの文言をテレビ画面に出す事が、インターネットと放送の融合だとは思わないで下さい」
「もっと思想的な本質的な部分を考えながら、インターネットと向かい合わなければいけないのではないですか?」などと伝えてきました。
「ネットの世界に対して、懐疑的だし、自分達が出す情報とは、純度がまったく違う!と見ているかもしれないけれど、
震災以降、特に、一般の人達が自分のライフラインの一つとしてSNSを使っていたりとか、
スマートフォンの普及によって、ある程度社会参画のための必須ツールとして、情報通信網が発達してきているのに、
なぜ、それに背を向けるのですか?」と聞くと、やはり彼らの世代にはなかなか届かなくて、
「君の話を聞いていると、まるでインターネットの方が偉い、みたいな言い方をするじゃないか」と。
別に偉いとか、偉くないとか言っている訳ではありませんよ、と言っていたのだけど、
夜の世界と昼の世界を結びつけるのは大変で、共通言語がなかなか見いだせず、その狭間に苦しんで辞めたんですけど、絶対に、共通言語が必要かなと。
どうやって、共通言語を創り出すのか、その方法として、パブリックアクセスのように、マスメディアの中に市民が入って、
一緒にニュースを創ったりする事で成功体験を共有できればよいのかなと思っているんだけど、
そういった共通言語をつくるためにはどんな方法があるのか、宇野さんどう思うかな?
(宇野)
結論から言うと、いきなり一足飛びにそこに行くのは無理だよ。
あと、意識低くてもいいと思うわけ。逆に言うと昼の世界が強固なのは、
意識の低い人たちでも、小さな参加とか、自分の中に理由がある分だけの参加でそれなりに社会とかみ合って生きていけるシステムを作ったからなんだよ。
(堀)
こういうのってNHKで言うの凄い勇気がいる。
「意識の低い人たちが!」とかあんまり言えないんだけれども。笑
要は自分で判断をしたりとか、責任を負わなくてもある程度コミットできて、
先行体験を共有できる仕組みがあるからそちらが強いっていう話だよね。
(宇野)
本当はね、NHKのニュースを見て自分で情報収集しようとか全く思わないし、
ニュースで言われてることをふむふむ頷いてるだけで、
討論番組を見てても具体的に背景調べるわけでもなければね、
実は言ってる内容、半分ぐらいしか分かってなくても頷いてるオッサンとかいっぱいいるわけ。
でもそういう人たちにも「経済的にも社会生活をちゃんと支えてるし、
自分は社会に貢献するんだ」という自意識の元に市民社会を作れるような
錯覚みたいなものを植えつけてる所が、昼の世界の、日本の戦後社会の強固な所だったわけ。
(堀)
それの舞台になってるテレビがいかに空虚か、
みたいなのはその辺にあるのかもしれない。
(宇野)
報道ステーションとか、NHKの夜のニュースとか見て
自分は真面目で意識が高いとか思ってる人いっぱいいるわけじゃん。
彼らの意識は実際そうなんだよ。自分はちゃんと投票に行ってるから社会派だ、と思ってるわけ。
でもそういう錯覚って意外と手ごわいんだよね。
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