ベガルタ仙台から浦和レッズへの移籍は不退転の決意を伴うものだった。あえて厳しい環境に身を置くことで自身を律する。周囲の反対を受けながら、それでも信念を曲げなかった武藤を支えたのは、不断の努力と精進、そして尽きることのない向上心だった。浦和の攻撃を司るトップ下の『雄』が、1stステージ優勝の手応えを話す。
[浦和レッズマガジン優勝号掲載]
■生涯二度目のタイトル貫いた自信と落ち着き
──1stステージ優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます!」
──ステージ優勝をした、率直な感想をお聞かせください。
「1stステージは通過点といいながらも、やはりタイトルを獲りたい思いが強かったので、とても嬉しいです。僕としても、プロに入ってから初めてのタイトルなので最高の気分です」
──武藤選手のタイトル獲得経験は?
「流通経済大学在学中の1年生時に大学日本一になりました。それ以来のタイトルですね。もちろん学生時
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