シーズン前半戦、どこか閉塞感が漂っていたチームは指揮官の交代を機に、文字どおり生まれ変わった。チームを甦らせるために新監督は何をしたのだろうか? この数週間で見られたいくつかの変化を考察する。[ワールドサッカーキング3月号掲載]
■新監督に好意的なファンやメディア
ジダンの監督就任で変わったのはチームだけではない。地元ファンもまた、週末の試合を楽しみにしている。第12節のバルセロナ戦で0-4の大敗を喫して以降、今シーズンのホームゲームの観客動員数は右肩下がりで減少。第16節のラージョ・バジェカーノ戦では、スタジアムの収容率が73パーセントにまで落ち込んだ。しかし、デポルティーボ戦、ヒホン戦と、ジダン体制最初のホームゲーム2試合の平均収容率は84・25パーセントにまで急回復。いずれも注目度が低い格下相手の試合だったが、スタジアムは“ジダン・フィーバー”に沸くサポーターで埋め尽くされた。
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