皆さんこんにちは。衆議院議員『みんなの党』の大熊利昭です。
本日は、外交の話をいたしたいと思います。
南シナ海の領域におきまして、中国とその周辺の国々ですね、日本の尖閣諸島とやや類似した治安でもって「紛争」、あるいはそれに近い状態になっている事象があるかと思いますが、これについて中国は、日本あるいはアメリカ、つまり"当事国以外の国が口を出すな"というような発言があったという報道がされておりますが、もしそうだとすると、これは極めて中国の発言というのは問題が大きいというふうに考えております。
というのは基本的に、戦後の国際秩序というのは「集団安全保障」、この体制で成り立っているわけでございまして、それはまさに国連・国際連合の骨組みそのものの訳でございます。
この「集団安全保障」というのは、当事者だけではなく、その他の国々も含めた安全保障の体制を構築していくんだ。これが国連、戦後の国際秩序の骨組みそのものでございます。これを否定する、しかも中国は常任理事国であるにもかかわらず、このことを否定するというのは大変由々しき事態でございまして、戦後の「国際秩序」そのものに中国は挑戦してきている、否定してきているのではないかというふうに、私としては強く抗議を申し入れたいと考えているところでございます。
しかも中国は"日本とアメリカをそれぞれ区別せずに言っている"ということもこれもまたどういうことか…ただ単に感情的に言ったのかよくわからないところでございます。
なお、この「集団安全保障」は「集団的自衛権」とは異なる概念だということも、もちろん付け加えさせていただきます。
以上です。失礼します。
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