皆さんこんにちは、衆議院議員『みんなの党』大熊利昭です。
本日は新しい交通システムのお話です。東京オリンピックが決定しまして日本の技術を結集した新しい交通システム、ITSというシステムですが期待感が高まっています。
日本の自動車メーカー、関連メーカー、通信メーカー等がいろいろとしのぎを削り日本の技術を結集して世界に先駆けた次世代の物を作って行ってほしいなと思っています。昨日議員会館でこのITSジャパンの説明を受けました。
役所の方の体制がなんと、内閣官房、内閣府、警察庁(内閣府内)、経産省、電波無線ということで総務省、自動車や道路ということで国土交通省、この国土交通省に至っては道路局と自動車局。それぞれバラバラとは言いませんが別々にやっているわけです。基本的にこういう物は『ALL JAPAN』というのであれば内閣府か内閣官房のもとに全部移管、一緒にして相乗効果、シナジーを出すべきだと思います。
その場で最後に皆様に発言したところ、なんとITSジャパンの会長の小林さんと言うかたより「これまでの20年間の経緯もあるし各省庁間で連携がとれているので、そういったことは必要ない。」というようなトンチンカンなご回答をいただきました。
そのかたは70歳前後のトヨタの民間の方です。年齢の高い方なので仕方がないのかもしれませんが、そういう風にやって来たから日本の潜在的成長力はあるものの、世界の中で今ひとつパッとしてこなかったと思います。あの方々の世代の発想の問題があるのではないかと思います。<br>
私は今年50(歳)になりましたがこういった“前の方々の考えに基づいた日本社会”からなんとか、(脱却)。そのようにやって行ったら、また失われた20年とか30年になってしまいますから、そういうことにならないように我々以下の世代でしっかりとニッポンを変えてゆく、その為には縦割りではない「霞ヶ関にもいい人」がいます。技術、組織、いいとこがあるんです。
『みんなの党』は霞ヶ関を全部否定しているわけではないのです。そういうところを結集して相乗効果をだすというあたりまえのことをやりたいと思います。
先日訪問したスウェーデンには交通庁というものがあります。この交通庁では全部一つにまとまっています。スウェーデンではボルボという「安全技術については世界最高峰の自動車メーカー」がありますが、これらが一つになってALLスウェーデンの技術、ノウハウ、人材を結集してやっているんです。
日本はなんで出来ないのか?大きな国だから出来ない、、、なんて言い訳だと思います。しっかりと声を上げて行きたいと思います。
続きですがITSの関連産業で私の見立てで、場合によっては100兆円クラスの東証の時価総額を増やすくらいの分野、産業だと思います。だからこそ言っているのですが先ほどの役所バラバラの話です。
内閣府の科学技術イノベーション関係の予算517億円がつきました。次世代のITS(総務省・国土交通省)、交通管制技術(警察庁)、次世代支援システム(経産省)などこういったものがはいっているのですが、例えば警察ですと無線を使った安全情報ということで28億円、その後総務省の方を見ても交通事故の死傷者が云々で安全運転支援システムに5億円、経産省も交通事故の抜本的解決で10億ついています。
詳しくは(資料を)アップしておきますので是非みておいていただきたいのですが、「こういうことをそれぞれバラバラにやっていいのか?」「せっかく使うのなら内閣府や内閣官房で一体化してALLジャパンでやったほうがもっと効果がでるのではないか、効率が良いのではないか」という風にみなさんにお伝えしたいと思ってアップさせていただきます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
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