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海に守られてきたことで、日本では高度な文化も花開き、日本人は幅広い分野で優れた能力を身につけることになりました。その一方、外敵に占領されたのは第2次世界大戦における米軍が初めてという恵まれた境遇は、外交、安全保障、危機管理という世界のどこに出しても通用する答案しか合格点をもらえない分野を苦手とする体質もまた、生み出す結果となりました。私たち日本人は、DNA的欠損と言ってよいほどに、危機に対するセンスを備えていないのです。そうした日本的体質の克服を目的とし、ニュースとして伝えられる国内外の情勢に重大な影響を及ぼす要因について、国際的に通用する視点を読者に提供したいと考えています。
著者情報
小川和久
1945年12月、熊本県生まれ。陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校修了。同志社大学神学部中退。地方新聞記者、週刊誌記者などを経て、日本初の軍事アナリストとして独立。外交・安全保障・危機管理(防災、テロ対策、重要インフラ防護など)の分野で政府の政策立案に関わり、国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、日本紛争予防センター理事、総務省消防庁消防審議会委員、内閣官房危機管理研究会主査などを歴任。小渕内閣では野中官房長官とドクター・ヘリを実現。電力、電話、金融など重要インフラ産業のセキュリティ(コンピュータ・ネットワーク)でもコンサルタントとして活動。現在は静岡県立大学グローバル地域センター特任教授。
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テロ事件における人権 - 第374号(2015年2月26日号)
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航空機の対地衝突事故がなくなる? - 航空機の対地衝突事故がなくなる? - 第369号(2015年2月9日特別号)
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同じようで違う、スパイとジャーナリスト - 第368号(2015年2月5日号)
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ホワイトハウス侵入の無人ヘリは中国製だったが… - 第367号(2015年2月2日特別号)
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