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「白髪は抜くと増える」はウソ
出オチのようになってしまいましたが、「白髪は抜くと増える」に科学的根拠はありませ。白髪は抜いても増えないんです!良かった!! でもなぜ、「白髪を抜くと増える」というウワサがうまれたのでしょうか。おそらく、「白髪が増える時期」だったにも関わらず、白髪を抜くことで「抜いてるのにどんどん増える!」と思いこんでしまった方が多くいるからではないでしょうか。
白髪を抜いても増えない理由
それでも、やっぱり本当に白髪が増えないのか不安なあなた。「抜いても増えない」というのは、白髪のメカニズムを知ると、簡単にわかります。
まず、髪が黒く見えるのは、「メラニン」という色素のおかげです。メラニン自体はシミの原因として聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。白髪は、なんらかの理由でこの「メラニン色素」が不足することで、髪が黒くならないことが原因なのです。
メラニン色素は、それぞれの毛穴で作られるので、その色素が不足した毛穴から生えた毛は白髪になる、という仕組みです。シミ対策では敵扱いしていたメラニンが、白髪対策では味方になるんです。なんだか皮肉ですね...。
なぜメラニン色素が不足するのかということは、きちんと解明されていません。理由の1つとして老化があげられますが、それ以外には栄養不足、ストレス、遺伝などなど、色々な説があります。
話を戻すと、メラニンが毛穴で作られなくなることが白髪の原因だとすると、白髪を抜くことと、他の毛穴から生えてくる髪の毛が白くなることは、全く関係ないことがわかると思います。ただ、抜いた後の同じ毛穴からは、また白髪が生えてくる可能性は高いです。
で、白髪を抜くとどうなるの?
痛いです。白髪を抜くと、痛いですよね。痛いということは、毛根に少なからずダメージを与えます。数本ならまだしも、それが数十本となり数百本になってくると、かなりのダメージを頭皮に与えます。抜くことで白髪が増えることはないですが、そのダメージがストレスになるとすれば、メラニンが足りなくなりその結果...。
白髪を抜いてはいけない本当の理由
白髪を抜くと白髪になる、というのは科学的になんの証拠もないことでした。さてそれでは白髪を抜くことによって髪の毛にどんな影響が出るのか、ここを正しく理解しておきましょう!
白髪を抜くと起こる症状、それは炎症です。頭皮が炎症を起こしてしまうのです。
白髪を抜くことによって毛穴周辺の皮膚や毛細血管が傷ついてしまい、頭皮が炎症を起こす可能性があります。これは白髪だけに限らず、普通の毛でも抜いたら同じようなことが起こります。
この炎症によって、毛母細胞が繰り返しダメージを受けるようになったら大変。最悪の場合、そこから髪の毛は二度と生えなくなってしまうということにもなりかねません。
白髪を見つけても、抜かないでほかの対処をすることをおすすめします!
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