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「肌がいつもカサついて赤みが出てくる。」
「一度ニキビが出ると、止まらなくなっていつまでも出ている。」
「化粧品を付けると肌がピリピリしてしまう……。」
このような症状は、肌が敏感になっている状態です。
今回は、敏感肌の原因や注意すべき点を紹介します。
目次
敏感肌とは皮膚バランスが乱れバリアが崩れた状態
肌質には乾燥肌や湿性肌などありますが、敏感肌の位置づけは実は明確なものはありません。
とくに医学的にも統一された定義もありません。そのため、皮膚がもともと持っている力に対抗して刺激が起こることで、皮膚バランスが乱れバリアが崩れた状態が敏感肌といえるでしょう。
敏感肌になるとさまざまな肌トラブルが起こる
敏感肌は症状が起こると、それだけでは留まらず、かゆみが強くなったり、皮膚炎を生じたりすることもあり、敏感肌からさまざまな肌トラブルが発生してしまいます。
最近では敏感肌になる人が非常に多く、肌が柔らかい女性だけでなく、男性も肌トラブルを持ち悩んでいるそうです。
敏感肌とは具体的にどのような肌?
では敏感肌とは具体的にどのような肌トラブルを抱えてるのでしょうか?以下の症状がある人は敏感肌といえます。
- 洗顔後に肌がピリピリしている。
- 肌がかさついた感じ、または粉が吹いたような感じになる。
- 肌に何かを塗るとヒリヒリする。
- 肌がすぐ赤くなってしまう。
- 刺激を受けやすく、時に肌が切れて血が出たりする。
- 一年中乾燥して肌荒れしている。
- 肌にかゆみが生じやすい。
- 化粧品を付けるとかゆみや炎症を起こしてしまう。
- 睡眠不足や生理の時にぶつぶつが出て、ざらつきが目立つ
こうした症状がでてしまうのは、さまざまな原因があるため、それらを理解することが敏感肌の改善への第一歩です。
敏感肌になってしまう6つの原因
敏感肌になる原因は、大きくわけると6つ。
おもにアトピー、接触性皮膚炎、体調の変化、悪い生活習慣、過度なダイエット、環境の変化があります。
敏感肌になる原因1:アトピー
肌が荒れやすく敏感肌になる原因で多いのがアトピー性皮膚炎を筆頭としたアレルギー症状です。しかし注意したいのが、本当にアレルギーが起こって敏感肌になっているのかどうか。
アレルギーが原因で敏感肌になっている場合は、体に異物が入ってきてそれを排除しようとして体が反応し、抗体をつくり肌トラブルが起こっている可能性があります。
簡単にいってしまえば、自分の身体が異物とみなしたものは攻撃してその結果、荒れてしまうのです。
アトピー性皮膚炎は特定の場所が敏感肌に
また、アトピー性皮膚炎になってしまうと、特定の場所が赤みを帯びて敏感肌になり、通常の化粧品では皮膚が荒れてしまうことがあります。
今まで使用できていた化粧品も、環境が変わったり自分の体調が悪くなったりするだけで急に合わなくなったりすることもあるのです。
は早急に皮膚科を受診して正しい指導を受けるようにしましょう!
敏感肌になる原因2:接触性皮膚炎
接触性の皮膚炎で敏感肌になるときは、多くは一時的に刺激の強いものに接触したから。
アレルギー性の敏感肌になるもので多い原因が、化粧品の中に含まれる化学物質が肌に合わず荒れているものや、食物アレルギーによって全身が肌荒れしているもの、大気汚染に含まれる化学物質を吸い込むことで肌荒れが起こります。
接触性皮膚炎はアレルギー性と刺激性がある
接触性皮膚炎はアレルギー性と、刺激性のものとにわけることができます。
【アレルギー性】
原因になるアレルゲン物質に刺激を受けてしまい、皮膚が炎症を起こしてしまっている状態で、原因を取り除けば、敏感肌は良くなります。
【刺激性】
接触性皮膚炎も同様に、刺激を起こしている原因を取り除くと敏感肌が良くなることが多いようです。直接肌に触れるようなもので荒れている場合は、刺激を起こしているものを取り除けば良いのです。
接触性皮膚炎を引き起こしてしまうものは、非常に多くあります。以下のようなものが顔の接触性皮膚炎を起こす原因としてあげられます。
- 植物性ではうるし、ぎんなん、アロエなど
- 酸やアルカリが強い薬品
- ネックレスや指輪に使用する金属(アルミ、銅、クロム、銀など)
- 化粧品に配合されている化学物質(保存料、添加物、防腐剤、合成着色料など)
- シャンプーリンスの化学物質(保存料、添加物、防腐剤、合成着色料など)
- 外用薬や日焼け止め(軟膏など)
こういった原因物質が直接肌(特に顔の部分)につくことはそれほど多くないでしょう。化粧品やシャンプーリンス、日焼け止めなどは日常使用するため、これらがきっかけとなって肌が荒れてしまうことがあるのでしょう。
敏感肌の原因3:体調の変化
体調が長期間悪くなると、臓器の機能や免疫機能が衰えることで、全身の状態が悪くなり敏感肌を起こしてしまう場合があります。
肝臓の機能低下
顕著なのが肝臓の機能が衰えることで栄養を溜め込む力が弱ってしまい、敏感肌を引き起こしてしまうことがあるようです。
肝臓は体内に蓄積していく毒を解毒してくれる作用が。そのため、肝臓が悪くなるということは、解毒の作用がしにくくなるため、どうしても肝臓に毒が溜まってしまいます。
すると肌が解毒していない物質を体から排除できなくなるため、湿疹や赤みを起こしてしまうのです。
生理前
生理前になると肌荒れが起こりやすくなります。ニキビや吹き出物がでて、肌の色つやもくすんだ感じにまり、どこか艶がない状態になります。
生理前になると黄体ホルモンが上昇していきます。この黄体ホルモンは、体内の水分を溜め込もうとする役割があります。すると体がむくみやすくなり、新陳代謝が悪くなり肌がくすんでいきます。PMS(月経前症候群)という生理前特有の症状が起こり、敏感肌になる人もいます。
妊娠
妊娠中も生理の時と同様に黄体ホルモンの影響で、ニキビや吹きでものが起こりやすくなります。
黄体ホルモンは、赤ちゃんが子宮内で健やかに成長するために必要なホルモンなため、出産時まで分泌され続けます。妊娠中はニキビや吹きでものが発生しやすいため食生活に注意したいですね。