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「ハエがとまってる!」
え?私は毎日この言葉を聞くたびに
「ハエじゃないもんホクロだもん」
と心に思いつつ無言になってしまう。
私の1番のコンプレックスそれは「ホクロ」。
ホクロは生まれつきでは無く、小学1年生にでき始めたもの。私はあまり気にしていませんでした。
しかし周りからの意外な反応で私の考えが変わり、ホクロが嫌いになってしまいます。
あだ名がハエ女
私は22歳のごく普通の女の子。
そんな私の小さい頃の思い出と言えばイジメしかないです。
小学1年生の入学式でワクワクドキドキ、友達100人出来るかな?と思いつつ私は無事に入学式を終えて次の日から学校へ通う事になりました。
学校初日、
「ねぇねぇ、ハエとまってるよ!」
え?私はびっくりして、何度も手で追いはらいました。
そうすると彼は急に笑いながら、
「ハエがくっ付いて取れないんでしょー」
「ハエ女」と勝手にあだ名を付けられ、その日から私は他の子からもハエ女と呼ばれる様になっしまったのです。
友達もあまり出来なく、親は共働きの為家にいる機会も少なかったので、イジメにあってる事は内緒にしていました。
なぜなら、親に心配かけたくないと思っていたからです。
母は毎日学校で起きた出来事や友達何人できた?何して遊んだ?と言った質問をよくしてきました。
私には友達いないのに、
友達100人できたよ!今日ね友達と鬼ごっこしたよ!
などなど、母に嘘をついて安心させていました。
母は私が話していると喜びながら聞いてくれたり、自分が遊んでいた遊びを教えてくれたりと、仕事から疲れて帰って来たにも関わらず毎日かかさず、学校の話を聞いたり話したりしてくれてました。
ついにイジメがエスカレート
小学3年になってイジメがエスカレートし、私は誰にも相談できず毎日を送っていました。
そんなある日の帰り道での出来事、急に上履きで目を殴られ
「ごめん!ハエを叩くつもりが目にあたちゃった」
と言い彼は謝らずひたすら私を馬鹿にしたのです。 私は泣きながら家に帰りました。
目は青く張れ上がっていた為、親には隠しきれず正直に話しをする事にしました。 話を聞いた母は泣きながら、
「苦しかったのにかまってあげられなくてごめんね。毎日話聞いてあげてたのに気付かなくて本当にごめんね。でもね、ママに何でも言っていんだよ。だって私はいつもあなたの味方だから」
そう言って私を抱きしめながら、母は泣いていました。 その後お医者さんから薬をもらい、母はかかせず私の目に薬をぬってくれました。
母に正直にイジメの事を話せた事によって、心が軽くなったんです。
そこから母には正直に何でも話すようになりました。
目が治るまで私は学校を休みました。 母と父は次の日に学校へ行きイジメの事を話し、今後同じ事が起こら無いように厳しく注意しました。
私はまたイジメられるのが怖くなり、学校に行かない日々が続いていた為、転校と共に引越しもする事になりました。
母は私に、
「新しい学校ではイジメられないから大丈夫だよ。もし、イジメられたらママに何でも言ってね。」
と心付けてくれたのです。
母を信じて私は新しい学校に毎日通う事を母に伝えると、母は喜んでくれました。
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