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「目の下黒いなぁ…...昨日ちゃんと寝た?」
私が長いことコンプレックスとして付き合うことになる目の下のクマに気付いたのは、そんな母の言葉でした。
当時まだ中学生で、おしゃれにはさほど興味がなかった私が、ようやく化粧水や乳液などの基礎化粧品に目覚め始めたころ。
母のそんな言葉とともに鏡を見て、目の下にうっすらと黒くその存在を見つけたときは正直にショックでした。
本が好きな私は確かに本に夢中になって夜更かしをしてしまうことはまれにありましたが、立て続けに不規則な生活を送るようなことはしておらず、クマが連続して毎日あり続けるという事態の心当たりが全くなかったのです。
当時はまだそこまでネットも普及しておらず、ティーン雑誌などでしか美容系の情報を得る手段を知らなかった私はほとんど何の対策もとらないまま、数年が経過しました。
エステへ
悩みは解決しないまま放置し続け、社会人になった私は激務に追われていました。
毎日朝早くから、日によっては晩も21時過ぎてから帰る日もしばしば。
家では最低限の衣食住を済ませるだけという状態を続けて疲労困憊で精神的にも辛い日々が続き、ある日友人から息抜きにもいいよ、と体験エステを勧められました。
ちょうど職場の近くで、晩の予約でもできるということで行った私は、お肌の悩みの問診時に久しぶりにクマの解決方法を知りたかったことを思い出しました。
クマで写真写りが悪くなっている気がして写真やプリクラを撮るのが苦痛になったり、お化粧をするときにコンシーラーを塗って対処しようとすると逆に白浮きして失敗することにはすっかり慣れて改善することをあきらめていたのです。
しかし、エステティシャンの方にそういった悩みを打ち明けた時
「諦めないでください!まだ若いんですから」
と言われ、私はまだ改善できる希望があることにとても喜びを感じました。
そしてそのまま、エステへしばらく通うことを決意しました。