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アトピー性皮膚炎。

私は今大学生ですが、かなり幼いときからこの病気に悩まされてきました。

風邪やウイルス性の病気とは違い、アトピーは完治するケースが非常に少ない病気です。

良くなったと思ったら悪化する。治ったと思ったら再発する。

ずっと、この繰り返しです。

きっと私は一生、この病気と一緒に生きていくのだと思います。

今回は、そんなアトピーについて、私の体験を書いていきたいと思います。

手のアトピー


私の場合は、日中のかゆみは比較的少ない方です。

学校生活を送っている間や外出中は、ほとんどかゆみはありません。

かゆみが出るのは自宅にいる時や入浴時、そして一番は夜寝ている間です。

特にリラックスした状態にある時は症状が出やすいと感じます。

そして、これはアトピーの人なら誰でも当てはまることだと思いますが、かゆみの程度によって、気分は大きく左右されます。

例えば、朝起きて顔を洗う時に、当然水を使いますよね。

そのときに手の傷にしみて、「ああ、今日はココとココなんだ」と思ったり、何もないと「あ、今日は掻かなかったんだ!」と嬉しくなるのです。

手に傷ができてしまった日は、お風呂でシャンプーやボディーソープを使うときにゴム手袋を使用します。

そうすれば痛みを感じることはありませんが、やはり不便で洗いにくいのです。

また、以前傷の範囲が広すぎて自宅にあった絆創膏ではカバーしきれず、学校の保健室で包帯を巻いてもらったことがありました。

それ以来、私は包帯を購入し、傷が絆創膏で隠しきれないほど広範囲に及んでしまった場合は、自宅で手に包帯を巻いてから登校するようになりました。

両手とも包帯を巻いて登校した日には、友達に「まるで重症患者だね」と言われたこともあります。

もちろんそう言った友人に悪意はありませんし、私も手の包帯のことは特に気にしていませんでした。

傷だらけで汚い手を見られるくらいなら、目立っても包帯で隠してしまった方が、圧倒的にマシだったからです。

顔のアトピー


顔のアトピーは、男女問わず特に耐えがたいものだと思います。

私は中学生のときまでは、顔にはアトピーの症状が出ていませんでした。

しかし、高校生になって今までより過度なストレスにさらされるようになり、高校2年生のときに、ついに顔にまでアトピーが及んでしまったのです。

私は高校2年生の秋にアレルギー性結膜炎という目の病気にかかってしまい、目をこすってしまうことにより、目のまわりの皮膚がただれてしまいました。

このアレルギー性結膜炎がやっかいで、この病気のせいで目元が人に見せられる状態ではなくなり、治るまでの間眼帯をして登校をする羽目になりました。

そして、そのジュクジュクとした目のまわりからアトピーの症状が出始め、やがて顔全体にまで広がってしまったのです。

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