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私は生まれたときから一重でした。
しかし、一重でも目自体は大きい方だったので気にした事は一度もありませんでした。
小学1年生で目が悪くなり、メガネをかけるようになりました。
そのため、もっと一重を気にする事はなくなりました。
小学生のうちは、一重も二重も関係なくそんな言葉すら知らない人ばかりでした。
しかし、中学校にあがり隣の町の人たちと同じ学校になったとき、悲劇は起こりました。
私の席の前の女の子が、
「あなたの目、一重なんだね!かわいそう!」
と言ってきたのです。
何がかわいそうなのか私はそのとき分かりませんでした。
一重に違和感を感じたことは一度もなかったし、初めて会った人に言われた一言目がこれ?ってなっていました。
しかし、その言葉をきっかけに、小学校から一緒だった友だちにも目だけでなく顔や体型、性格のことまで言われるようになってしまいました。
中学校3年間ずっといじめられ続けたのです。
この頃はコンプレックスという言葉も知らなかったので、お母さんに話をすると
「気にしなくていいよ!あんたはあんたやねんから!」
と言ってもらえるだけで気持ちがすっきりしました。
しかし、次の日学校に行くと、みんなの目が今までとあからさまに違っていました。
男女関係なくいじめられました。
「よくそんな目でいれるわ!笑」「一重がうつるからこっち見んといて!」「目つき悪い」
など、今まで一言も言われなかったことを今思いついたかのように言ってくるようになりました。
その日から一重の目、ぽっちゃり体型がコンプレックスになりました。
コンプレックスを克服するために
「継続は力なり」
この言葉がいつも私を励まし支えてくれていました。
家に帰ると、母親に
「また目のことなんか言われたんか?」
と聞かれました。
私は虐められていることによって心配をかけたくなくて
「ううん!言い返したらなんも言われへんようになったよ!」
と強がって返しました。
そのため、母親は私がいじめられていたことを高校に入るまで知りませんでした。
次の日もみんなにボロカスに言われました。
私は耐えきれずこう言いました。
「どうしたらみんな私に悪口言わなくなるの?」
そうすると、
「お前が整形したら!笑」
と言われました。
そこで私は考えました。
みんな、私の顔と体型のことばかり言ってくる、顔と体型が変わればいいんだ!整形したいなんて親には言えないですし、自力でみんながびっくりするほど可愛くなろう!と決意しました。