18.岩崎夏海クリエイター塾
今年の7月から、岩崎夏海クリエイター塾の講義を受けています。
なぜ、この塾に参加しようと思ったのかというと、
今、僕が一番必要としているのが、
作品を作る上で必須となる
より高次元のクリエイティビティだからです。
学生の頃より、さまざまなジャンルの書籍を
かなり膨大に読んでいる事もあり、
それなりの知識量があると自負しているので、
どこまで自分の為になるのかは、
参加するまでは分からなかったのですが、
一言で言うと、予想以上の収穫がありました。
いきなり280万部の書籍(もしドラ)を執筆できる能力というのが、
どのようなの知性から生み出されるのが良く分かります。
出版については何の実績もなかった当時の岩崎さんが、
一番初めに出す事になった書籍「もしドラ」の執筆を始める前に、
200万部売れる事を認識されていたという逸話があるのですが、
「なるほど。この人なら、可能だろうな…」と思わされます。
岩崎さんの凄い所は、あるテーマに対して、
徹底的に自分の頭で考え抜いている点だと思います。
どこかで読んだような、聞いたような話・・・というのが
1つもなく、本当によく考え抜かれているなぁ・・・と。
だから時には、口に出す事をはばかるような内容を
話される事もあるのですが、
物事の真理を突いており、思わず笑ってしまう程
核心を突いた意見を、ズバっと言ってくれたりもします。
頭に残っている言葉はいくつもあるのでありますが、
「自分の能力が素晴らしい事は、重要ではない」
「クリエイターはオーディエンスのシモベである」
「文化のメインストリームにどこまで添えるか」
「自分の好き嫌いを一旦置いておく」
「究極のコンテンツは、鏡である」
「愚者の聖性について」
「嘘について」
「アーリーアダプターの重要性」
「2重構造を持ったコンテンツ」
等々が、非常に考えさせられる内容でした。
このような刺激的な講義を受けていて思うのですが、
あとはこの知的な見識をどのように自分の中で消化し、
アウトプットとして出せるかが非常に重要だと思っています。
話を聞いているだけでは、もったいない・・・。
小説、アート、番組制作、映画製作、絵画、
マンガ、映像、楽曲制作等々何でも良いと思いますが、
エンタメ業界やクリエイティブに関心のある人には、
非常に興味深い内容です。
実は、このクリエーター塾に参加するのには、
ちょっとした心理的な抵抗があって、
参加するのを躊躇した部分もあったのですが、
やっぱり参加してよかったな、と。
勢いは重要ですね・・・。
岩崎夏海クリエイター塾は、
途中からの参加はできないと思うので(たぶん)、
講義を受けてみたい・・・と思われても、
残念ながら今からは参加はできないと思いますが、
岩崎さんが今度、
「岩崎夏海のエンタメサロン 2014年秋」
というイベントを11月8日にやるようなので、
興味のある方は足を運んでみるのも良いかと思います。
http://genjiyamaro.hatenablog.com/entry/2014/09/24/170042
「エンタメ業界で食べていく方法」
という内容のようです。
という事で、
次回のブロマガは、
16.アニメーションとマンガの境界線について(後編)
をアップ予定です。
ではでは…。
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