技術的な要因をいろいろと考慮すると、
フラッシュアニメより低コストで制作が可能になると
一番面白いという事になるのですが・・・。
(後編へ続く)
コメント
ここはちょっと疑問です。動画と静止画は違う価値があるので、例えディジタル化が進んでも、静止画でのマンガは残ると思います。そこでコマ割りが重要になってくるような気がします。動画がどんなに簡単に手に入るようになっても、写真の価値は無くならないですから。いわば、アニメは映画に対応し、マンガは写真に対応する文化、アートとして発展していくのではないでしょうか? もちろんアニマロイドの方向もありだと思います。電子ペーパーがもっと安くなれば、紙の本の中に電子ペーパーを挟み、そこでちょっと動画を見せるような”本”も可能かもしれません。いろんなものが出て来るでしょう。
それと言い忘れましたが、紙は無くなりません。これは私が紙世代だから言うのでは無く、紙という媒体の特性はどんなにディジタル機器が発展しても超えられない部分があります。物理的な実態があり、物理的な書き込みができ、安く、軽い。これを超えるディジタル機器は今はとても作れません。電子ペーパーがどこまで発達するかにも掛かっていますが、どこまで言っても紙の価値は残るでしょう。例えば、電子ペーパーを100枚束ねた”本”を作ることができますが、これは本でしょうか? 物理的な実態の上の物理的なインクによる記録は、人間の情緒に訴える力で、消えてしまうディジタル情報に対して、本質的に勝るものがあると思います。
(著者)
アニマロイドの実現は、かなりハードルが高いと思っています。音声や動画といった方向に拡張された漫画が、製作コストに見合った面白さを提供できるかどうかだと思います。作り手の視点でみた場合、静止画より動画の方が、より楽に笑わせる事ができるので取り組みがいがありそうではあるのですが・・・・。