いよいよ目前に迫ってきた麻雀最強戦ファイナル。出場する選手の方に、直前の意気込みなどを語っていただいた!アマチュア最強位になって以来、周囲の反応は?
高橋「動画を見てくださった方から『おめでとう』と祝福していただきました。当日の配信は、自分の打っている対局が最強戦チャンネル会員限定だったのでリアルタイムで見ていた人はいなかったのですが、友人や『最強戦に行ってきます』と報告していた職場の人たちに結果を伝えたところ『凄いね』と言っていただけました」
本番まであと3週間。最近の心境は?
高橋「あと1か月を切ったあたりからドキドキしてますね。逆に早く始まってほしい気持ちです。自分の卓のメンバーはまだ確定していませんが(12月3日の近代麻雀プレミアリーグ後期決勝戦で確定)」
相手「柴田吉和・藤田晋」についてのイメージはありますか?
高橋「十段位の柴田プロはまだ若い方ですね。勢いが物凄いんじゃないかなという印象です。藤田さんについては雀鬼会出身ということもあって、自分の芯をしっかり持たれている方ですね。どんな場面になっても退かないというか、気持ちが折れない人だと思います。なので、特に接戦になったときは頑張らなくてはいけない相手だと」
本番までどう過ごされますか?
高橋「youtubeなどでアップされたファイナルに出場される選手の対局動画を見ます。少しでも相手の打ち筋とかクセを知っておこうと思いまして。まぁ、少しだけ見ただけでは全然分からないでしょうが。どういう鳴きをするのかとか、参考にしたいと思います」
仕事以外の時間は麻雀を打っていますか?
高橋「友人の都合が合えば土日にセット麻雀を打ったりします」
最近、麻雀で心がけていることは?
高橋「東北最強位のときに、馬場裕一プロから『高橋くんは凄く手役派だからいいね!』と褒めていただきました。自分としても、手役を狙って打ちたいという気持ちが常々あり、その言葉をいただいた後は特に手役へのこだわりが増したと思います」
過去、アマでもファイナルで優勝した水沼利晃さんの存在は励みになりますか?
高橋「そうですね。プロがひしめく中でアマチュアでも勝てる人がいるというのは、自分にもチャンスがあると思えます。水沼さんという人の存在があったかなかったかでは、自分にとっても大分違っていたでしょう」
一緒に打った各地方最強位へ一言
高橋「アマチュア最強位決勝で最後まで優勝争いをした蔵谷さんに対しては、各地方最強位の動画を見たときから『この人が一番厄介(強い)だな』と思っていました。結果的に最後まで蔵谷さんと競って、そこで競り勝てたことは凄く自信につながりました。この気持ちを持ってファイナルへ臨みたいと思います。アマチュア最強戦では本当にいい対局をさせていただいて、また控室で他の方々の対局を見て色々な打ち筋を学んで、自分にとっては非常にプラスになりました。いずれ、
早ければ来年でもまた皆さんと打ちたいです」
高橋「あと、22日に秋田市で發王戦の予選があり出場してきたのですが、そこで宮城在住の吉田プロ(昨年の全日本プロ代表決定戦でベスト16まで勝ち進む)が『自分(高橋凌)と話がしたい』ということでわざわざ秋田まで足を運んでくださいました。吉田プロからはいろいろためになることをアドバイスしていただきました。一番印象に残ったのは『自分のシステムを確立することがステップアップにつながる』ということです。たとえば序盤の切り順であったり、リーチを受けてオリるときの切り順などを、自分の中であやふやにせずしっかりシステムを作っておけばこれからの対局で有利になるということを教えていただきました。残り3週間でこれをどこまで確立できるかは分かりませんが、自分なりに形を作って本番に臨みたいと思います」
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