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近代麻雀プレミアリーグ後期第1節B卓レポート

2015/08/12 19:00 投稿

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2015年8月から最強戦CHで配信されている「近代麻雀プレミアリーグ後期」の各節レポート


後期より月1回で2節を一気に生放送するシステムに変更した近代麻雀プレミアリーグ。今回の出場選手は前期から連続出場となる小林剛・鈴木達也・藤田晋・佐々木寿人、さらに後期より出場の村上淳・滝沢和典・鈴木たろう・和久津晶の8名となった。

第1節B卓は、起家より達也・小林・たろう・藤田と並びとなる。
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東1局は「三色にこだわる2人の手筋」が興味深かった。まず、タンヤオのカンpai_s_7s.jpg待ちでテンパイしていた親の達也。
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8巡目に345の三色を目指してテンパイを崩す。
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一方、北家・藤田も高い手を積極的に狙う。
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役牌pai_s_pe.jpgの暗刻とドラトイツ・チャンタの形からさらに三色を追う藤田。チャンスとみるや一気に手を伸ばしていく藤田らしい打ち筋である。

この2人、先にテンパイを入れたのが親の達也であった。
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が、藤田もペンpai_s_3m.jpgを引き入れてテンパイ。達也の現物pai_s_1s.jpgを狙ってヤミテンに構える。
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その後、藤田はpai_s_pe.jpgを暗槓。ここで追っかけリーチに踏み切った。高めpai_s_1s.jpgが山に3枚生きている藤田の手。このリーチに達也が安めのpai_s_4s.jpgで飛びこんだ。

藤田のアガリ
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ドラpai_s_9m.jpgpai_s_4p.jpg 裏ドラpai_s_sha.jpgpai_s_9p.jpg

裏はなく満貫止まりだったものの、2人のチャンスをとことん追う姿勢に視聴者も大いに盛り上がった。そして、前期の借りを返すべく気合いを入れて対局に臨んだ藤田にとっては最高のスタートとなった。



ところが、ここから「裏ドラ祭り」が始まった。

その最初が東3局1本場。西家の達也が先行リーチをかける。
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高めのpai_s_4s.jpgは場に2枚打たれた直後で嫌な感じのするテンパイだ。が、とにかく点棒を挽回したいラス目の達也は即リーチに踏み切った。

この手に飛び込んだのが親で2着目のたろうである。
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達也のリーチを受け、たろうは回りながらもチートイツドラ2のイーシャンテン。ここでたろうはpai_s_1s.jpgを押したが、これが達也への放銃となる。
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達也のアガリ形
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「メンピンか」と思ったのも束の間、開かれた裏ドラを見てたろうの表情が固まった。裏ドラ表示牌はpai_s_1s.jpgで満貫の放銃になってしまったのである。

たろう「親だしドラドラだし、それでちょい押ししたんですが…。裏裏って言われて萎えましたね」



その後、裏3のアガリが二度も出た。

まず、南1局の親・達也のアガリ。
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リーヅモタンヤオ裏3の6000オール。これで満貫放銃スタートだった達也が一気にトップ目に浮上した。

さらには南2局の親・小林。
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こちらもリーヅモ裏3である。東1局に満貫スタートを決めた藤田の貯金は既に失われ、3着に落ちてしまった。前期プレミアリーグを突っ走った2人が、今度は裏ドラというアイテムでまたも主導権を握る展開となるのだろうか?



一方、達也への満貫放銃から一向に主導権を取れなくなってしまったたろう。何とか挽回したいと気合いを入れてラス前の親番に臨む。
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たろうの手は早く、3巡目には早くもイーシャンテン。

だが、早いのはたろうだけではなかった。
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「この親を連荘させると、下手すればラス落ちの危険がある」。そう判断した藤田は速攻に出る。たろうの親は藤田の食いタンによって僅か5巡で終わってしまった。

藤田のアガリ pai_s_3m.jpgpai_s_4m.jpgpai_s_2p.jpgpai_s_3p.jpgpai_s_4p.jpgpai_s_3s.jpgpai_s_3s.jpgpai_s_6s.jpgpai_s_7s.jpgpai_s_8s.jpg pai_s_5s.jpgpai_s_5s.jpgpai_r_5s.jpg ロンpai_s_2m.jpg ドラpai_s_4p.jpg



オーラスはたろうを除く三つ巴。トップの達也を、4300点差で追う藤田、そして5400点差で追う小林という並びになった。

まず先手を取ったのは小林だ。
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小林の手は5巡目にこの形となる。
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ドラのない手で、今後引いてきても使いにくい形だ。トップまでは5400点だが、2着の藤田とは1100点差である。皆さんなら何を切るだろうか?

小林の立場からするとトップが欲しいのは山々だが、せっかく先手を取っているのに無理して2着すら取れないのはもったいない。ということは、pai_s_haku.jpgのポンテンも取れるようにpai_s_6m.jpgpai_s_7m.jpgpai_s_6s.jpgpai_s_7s.jpgのターツ選択も視野に入る。

が、小林はpai_s_3m.jpgのトイツ落としに出た。リャンメン2つのイーシャンテンに構え、リーチでまず2着、一発裏ドラを絡めてトップを狙うわけだ。もちろん途中でpai_s_haku.jpgを暗刻にすれば(即テンパイを逃す可能性はあるが)問題ない。その小林の狙い通り、すぐにpai_s_5m.jpgを引いてテンパイ。当然、即リーチをかけた。

ノーテンだと3着に落ちるため、親の藤田も前に出るしかない。
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藤田の手牌もトップを狙えるイーシャンテンだったが、小林のリーチがかかっている状況では悠長なことはしていられない。上家のpai_s_4m.jpgをチーして打pai_s_7p.jpg。食いタンの片アガリのpai_s_6p.jpg待ちに取った。
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pai_s_5p.jpgpai_s_8p.jpgのシャンポン待ちにすればタンヤオ確定形に取れる。が、ここは小林の捨て牌にpai_s_6p.jpgがあることを重く見たのだろう。この判断が正解となり、小林からpai_s_6p.jpgを討ち取った。

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トップにはまだ僅かに届いておらず連荘となるが、ひとまず危機を脱した藤田。

続く1本場ではチートイツドラ2のアガリを決め、念願のトップスタートを切ったのである。
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第一節B卓結果
藤田+61.8 達也+13.7 小林-24.1 たろう-51.4

第一節終了時の成績はこちら。
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ところで、オーラスの藤田のpai_s_4m.jpgチーの際、打pai_s_7p.jpgの後にフーロメンツpai_s_3m.jpgpai_s_5m.jpgをさらすという行為に対し、ニコ生のコメントでは「先にさらさなくてはいけないのでは?」というコメントがあった。これは、プロアマ関係なくフーロメンツをさらすのが正しい。

今回のケースはこれに該当しなかったが、フーロされた牌によっては見逃しかロンかの判断が変わるケースがあるからである。

たとえば、次のような手でテンパイしている人がいるとしよう。
pai_s_2m.jpgpai_s_2m.jpgpai_s_2m.jpgpai_s_1p.jpgpai_s_1p.jpgpai_s_1p.jpgpai_s_7p.jpgpai_s_7p.jpgpai_s_9s.jpgpai_s_9s.jpgpai_s_pe.jpgpai_s_pe.jpgpai_s_pe.jpg

その後にpai_s_5p.jpgをチーした人が打pai_s_7p.jpgとした。ツモり四暗刻だから見逃しもありうる。しかし、後でフーロメンツがpai_r_5p.jpgpai_s_6p.jpgpai_s_7p.jpgだった場合、pai_s_7p.jpgがないことが判明し、ならばロンしようということもありうる。こういうケースがあるため、先にフーロメンツをさらしてから打牌するのが正しいとされているのである。

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