サイバーエージェント(以下CA)との企業麻雀対抗戦が始まってはや5戦。今回は、櫻井十段位が勤務するスターティア株式会社(以下ST)との対戦となった。この企業対抗戦がはじまっていらい連勝を重ねていたCAだったが、前回のクレディセゾン戦で初の黒星を喫してしまう。何としても連敗は避けたいところである。
一方のST。キャプテンである笠井専務に意気込みを伺ったところ、
笠井「過去の実績から必ず勝つと思います。弊社も勝利し、先日勝利したクレディセゾンさんと、勝利会社同士戦おうと既に約束しました」
という余裕のコメント。果たしていったいどんな結末を迎えるのか!?
今大会のシステムは3ステージで勝負する。なお、今回は日本プロ麻雀連盟チャンネルさんの協力を得て第2ステージより実況解説つきで配信が行われる。藤田最強位・櫻井十段位にとっては配信卓での大局は慣れたものだが、STのメンバーはもちろん何度もこの対抗戦を打っているCAメンバーにとっても初の経験となる打ち手ばかり。はたして普段どおり冷静に打ちまわせるかどうかもポイントとなる。
第1ステージ(配信なし)は順位争い。
平均順位の良いほう=各自の順位を合計して数字の少ないチームが勝ち、ということだ。ここでCAは藤田最強位を温存するという奇策に出た。
藤田「いや、実は昨日の対局のダメージがまだ抜けていなくて…」
実はこの対抗戦の前日、藤田は麻雀の鉄人という企画に出演。半荘4回の対局とはいえ、長時間集中して戦ったおかげで、すっかり疲労困憊していたのである。まずは来るべき決戦に備え、まずは気力体力を回復させることに専念したのだ。
対局のシステムを説明する張敏賢プロ(RTD社長)とその様子を眺める藤田最強位
1戦目を終えたところで、トップを取ったのはST笠井、CA梅原、CA生沼。この時点での順位の合計は38vs40でCAが僅かにリードしていた。
また、STのエース・櫻井は意外にもラス発進。
STのエース・櫻井秀樹十段位
これは同卓の笠井専務が走ったので、応援に徹していたということのようだ。2戦目は自分がトップで挽回したいところであるが、2戦目の東場で櫻井の持ち点は何と1万点割れ。
櫻井「さすがに専務や支店長のいる前でこれはマズいと冷や汗かいてました」
普段のプロの対局では何度もピンチを経験している櫻井だが、この企業対抗戦でのマイナスはいわば「仕事上のミス」のようなプレッシャーを感じたのだろうか? 櫻井十段位のサラリーマンとしての一面が見えたようで面白かった。
櫻井は南場の親で徐々に挽回し、トップ争いに加わるまで挽回。他の2卓を終え、後は櫻井の卓の成績しだいという状況になった。
STのエース・櫻井とCA麻雀部の部長・梅原の間で観戦するCA藤田最強位
ここでは櫻井がトップをもぎ取り、一気に順位を浮上させた。各チームの順位合計は、ST37vsCA41となり第1ラウンドはSTが勝利。旗1本を獲得した。
第2ステージより対抗戦ならではのコンビ戦となる。
そして、今回からニコ生の配信が開始。今回出場する唯一の女性雀士・CA生沼はこの対局用にネイルをしてきて気合十分。
左の緑はCAのイメージキャラ・アベマくん。その隣は1万点棒。右の白地に赤いのはお分かりですね。です。
さすがの気配り。しっかりと配信でも宣伝させていただきました。そのCA生沼がまず6400をアガって先行。
続く東2局ではCA藤田最強位のメンホンが炸裂。
このチーム戦では敵チームからのロンアガリは親のツモアガリにならぶほど効果的だ。2連発でSTからの直撃に成功したCAが有利にゲームを運んでいく。
STチームは「週一でフリーへ行くぐらいは打ってます。あと、この日のために髪を切ってきました!」
という杉山(洋介)が南場の親で粘りをみせる。一時はトップ目・生沼まで迫ったが、あと一歩届かずに親落ち。オーラスも生沼が決めてCAが危なげなく先鋒戦を制した。
次鋒戦。ここでCAが連勝すれば、副将戦を打たずして第2ラウンドの勝利が確定。ハンデなしでラウンド3の大将戦に持ち込める。一方、ここでSTが取り返せば副将戦が行われる。STチームは次鋒戦に松本・杉山一彦を送り込み、副将戦へキャプテン・笠井専務とエース・櫻井十段位を温存。CAとしては副将戦突入は避けたいだけに、何とかここで連勝を飾りたい。
だが、先行したのはSTの福岡支店長・松本である。
松本は東1局の南家でこのマンガンを決める。
リーチツモ ドラ
松本がトップを維持しながら小場の展開でゲームは淡々と進んだが、南1局に大きなアガりが出た。
まず、西家・橘の手が小四喜ぶくみの形となる。
だが、親のCA梅原、南家のST松本にも仕掛けが入っていて場が煮詰まっている状況。ドラのやション牌のは切りづらい。実際、門前の杉山がチートイツのドラ待ちでテンパイを入れていたのだ。ここで橘は打を選択。すると、このに梅原からポンの声がかかる。
東家・梅原の手牌 ドラ
ドラ表示牌のとはいえ待ち変えも利く単騎待ち。が枯れているだけに、掴んだら回しうちもしづらい牌だ。このを掴んだのがSTの杉山。ドラ単騎チートイツのテンパイが入っているだけに、この牌をとめられず痛恨の放銃となった。
これで一気に形勢はCA有利に傾いたかと思われた。だが、次局ST杉山一彦が見事にアガリ返す。
仮テンを入れていた杉山がひょっこりツモ。
だが、これではもったいないとばかり打でのフリテンリーチを敢行。場に2枚出ているをキッチリツモって満貫のアガリ。
リーチツモ ドラ 裏ドラ
先ほどの放銃を見事に取り返した。
これで再び形成は五分五分に。点数的にはCAが上だが、STはアガリ止めの権利があるラス親だけにどうなるかはまったく分からない。
南4局1本場、CA橘が待ちでリーチをかけた直後、ラス親のST杉山もで追っかけ。同テンだけにCA梅原も見方にアシストしづらい(親の無スジを捨てれば放銃になる危険があるため)。勝ったほうが次鋒戦を制するこのめくり合いはCA橘に凱歌があがった。
これで第2ラウンドを連勝したCAが旗1本をゲット。これで大将戦となる。ついに藤田最強位vs櫻井十段位の対決がみられるいうことで配信コメントも一気に盛り上がった。果たしてどんな結末を迎えるのか!?
一方のST。キャプテンである笠井専務に意気込みを伺ったところ、
笠井「過去の実績から必ず勝つと思います。弊社も勝利し、先日勝利したクレディセゾンさんと、勝利会社同士戦おうと既に約束しました」
という余裕のコメント。果たしていったいどんな結末を迎えるのか!?
今大会のシステムは3ステージで勝負する。なお、今回は日本プロ麻雀連盟チャンネルさんの協力を得て第2ステージより実況解説つきで配信が行われる。藤田最強位・櫻井十段位にとっては配信卓での大局は慣れたものだが、STのメンバーはもちろん何度もこの対抗戦を打っているCAメンバーにとっても初の経験となる打ち手ばかり。はたして普段どおり冷静に打ちまわせるかどうかもポイントとなる。
第1ステージ(配信なし)は順位争い。
平均順位の良いほう=各自の順位を合計して数字の少ないチームが勝ち、ということだ。ここでCAは藤田最強位を温存するという奇策に出た。
藤田「いや、実は昨日の対局のダメージがまだ抜けていなくて…」
実はこの対抗戦の前日、藤田は麻雀の鉄人という企画に出演。半荘4回の対局とはいえ、長時間集中して戦ったおかげで、すっかり疲労困憊していたのである。まずは来るべき決戦に備え、まずは気力体力を回復させることに専念したのだ。
対局のシステムを説明する張敏賢プロ(RTD社長)とその様子を眺める藤田最強位
1戦目を終えたところで、トップを取ったのはST笠井、CA梅原、CA生沼。この時点での順位の合計は38vs40でCAが僅かにリードしていた。
また、STのエース・櫻井は意外にもラス発進。
STのエース・櫻井秀樹十段位
これは同卓の笠井専務が走ったので、応援に徹していたということのようだ。2戦目は自分がトップで挽回したいところであるが、2戦目の東場で櫻井の持ち点は何と1万点割れ。
櫻井「さすがに専務や支店長のいる前でこれはマズいと冷や汗かいてました」
普段のプロの対局では何度もピンチを経験している櫻井だが、この企業対抗戦でのマイナスはいわば「仕事上のミス」のようなプレッシャーを感じたのだろうか? 櫻井十段位のサラリーマンとしての一面が見えたようで面白かった。
櫻井は南場の親で徐々に挽回し、トップ争いに加わるまで挽回。他の2卓を終え、後は櫻井の卓の成績しだいという状況になった。
STのエース・櫻井とCA麻雀部の部長・梅原の間で観戦するCA藤田最強位
ここでは櫻井がトップをもぎ取り、一気に順位を浮上させた。各チームの順位合計は、ST37vsCA41となり第1ラウンドはSTが勝利。旗1本を獲得した。
第2ステージより対抗戦ならではのコンビ戦となる。
そして、今回からニコ生の配信が開始。今回出場する唯一の女性雀士・CA生沼はこの対局用にネイルをしてきて気合十分。
左の緑はCAのイメージキャラ・アベマくん。その隣は1万点棒。右の白地に赤いのはお分かりですね。です。
さすがの気配り。しっかりと配信でも宣伝させていただきました。そのCA生沼がまず6400をアガって先行。
続く東2局ではCA藤田最強位のメンホンが炸裂。
このチーム戦では敵チームからのロンアガリは親のツモアガリにならぶほど効果的だ。2連発でSTからの直撃に成功したCAが有利にゲームを運んでいく。
STチームは「週一でフリーへ行くぐらいは打ってます。あと、この日のために髪を切ってきました!」
という杉山(洋介)が南場の親で粘りをみせる。一時はトップ目・生沼まで迫ったが、あと一歩届かずに親落ち。オーラスも生沼が決めてCAが危なげなく先鋒戦を制した。
次鋒戦。ここでCAが連勝すれば、副将戦を打たずして第2ラウンドの勝利が確定。ハンデなしでラウンド3の大将戦に持ち込める。一方、ここでSTが取り返せば副将戦が行われる。STチームは次鋒戦に松本・杉山一彦を送り込み、副将戦へキャプテン・笠井専務とエース・櫻井十段位を温存。CAとしては副将戦突入は避けたいだけに、何とかここで連勝を飾りたい。
だが、先行したのはSTの福岡支店長・松本である。
松本は東1局の南家でこのマンガンを決める。
リーチツモ ドラ
松本がトップを維持しながら小場の展開でゲームは淡々と進んだが、南1局に大きなアガりが出た。
まず、西家・橘の手が小四喜ぶくみの形となる。
だが、親のCA梅原、南家のST松本にも仕掛けが入っていて場が煮詰まっている状況。ドラのやション牌のは切りづらい。実際、門前の杉山がチートイツのドラ待ちでテンパイを入れていたのだ。ここで橘は打を選択。すると、このに梅原からポンの声がかかる。
東家・梅原の手牌 ドラ
ドラ表示牌のとはいえ待ち変えも利く単騎待ち。が枯れているだけに、掴んだら回しうちもしづらい牌だ。このを掴んだのがSTの杉山。ドラ単騎チートイツのテンパイが入っているだけに、この牌をとめられず痛恨の放銃となった。
これで一気に形勢はCA有利に傾いたかと思われた。だが、次局ST杉山一彦が見事にアガリ返す。
仮テンを入れていた杉山がひょっこりツモ。
だが、これではもったいないとばかり打でのフリテンリーチを敢行。場に2枚出ているをキッチリツモって満貫のアガリ。
リーチツモ ドラ 裏ドラ
先ほどの放銃を見事に取り返した。
これで再び形成は五分五分に。点数的にはCAが上だが、STはアガリ止めの権利があるラス親だけにどうなるかはまったく分からない。
南4局1本場、CA橘が待ちでリーチをかけた直後、ラス親のST杉山もで追っかけ。同テンだけにCA梅原も見方にアシストしづらい(親の無スジを捨てれば放銃になる危険があるため)。勝ったほうが次鋒戦を制するこのめくり合いはCA橘に凱歌があがった。
これで第2ラウンドを連勝したCAが旗1本をゲット。これで大将戦となる。ついに藤田最強位vs櫻井十段位の対決がみられるいうことで配信コメントも一気に盛り上がった。果たしてどんな結末を迎えるのか!?
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