最強戦ファイナルの決勝卓は結果からみれば東場で勝負が決したといっても過言ではない。東1局に小林から6400をアガり、続く親番で時岡から満貫2連発の直撃。藤田以外の3人はこのリードをひっくり返すことができなかった。
この大差を作り出した戦犯・時岡に対し、視聴者のコメントは厳しかった。
「何であんな手から(藤田のリーチの危険牌)打つんだ」
「あんな軽い手で他の親を流すなんて」
「社長の子分か」
「(ラス親の小林にアシストしない)時岡は猛省すべき」
その厳しさは見ている私が辛くなるほどである。1ヶ月ほど前、メンホンのテンパイを崩して4人リーチをメンチンで制し、コメントが賞賛の嵐で埋まったたこと。つい1時間前、鈴木たろう・瀬戸熊直樹のというトッププロを下して決勝卓に勝ち上がった最強アマチュア。そんなことはすっかり忘れ去られているかのような叩きっぷりだ。
とはいえ、視聴者としても、どちらかといえば「何でなの?」と聞きたい気持ちのほうが強かったのかもしれない。特にこの部分についてである。
①藤田の親リーチに対し、勝負手でもないのになぜ突っ込んで行ったのか?
②東場の親が流れた後、点差があるにもかかわらず軽い手でアガっていったのはどうしてか?
③オーラス、親の小林に鳴けそうな牌を切らなかったのはどうしてか?
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