先日、二人目の子が生まれた。
いまは嬉しいというより、予定日より2週間も早く生まれて、えっもう?二児の父親になってるの?という感想だ。産んだばかりの妻は5日間入院のため、一人目の子をあやすのに必死の毎日。ママに会いたい、病院に行きたい!と大泣きする子の体力がなくなるのを待つのがやっとだが。
妻は麻雀を知らないが、僕と妻が知り合ったのには少し麻雀が関係ある。
「アカギ」がアニメ化されたときに仕事を通じて知り合った人と何年かした後にたまたま飲みの席で一緒になりその人が「金本さんがそんなに結婚したいなら私の親戚を紹介しましょうか?」と親戚を紹介してくれたのだ。そこから結婚があり、二人の子の命まで授かった。
アカギという作品がなければ僕は結婚もしていなかったかもしれないし今の二人の子は生まれていない。
世の中には麻雀を通じて結婚した人はたくさんいるだろう。
僕と一緒にするのは恐れ多く失礼だが、先日直木賞を受賞された黒川博行さんも「奥さんとは雀荘で会ったのがきっかけ」とおっしゃっていた。(詳しくは9月1日発売の近代麻雀巻頭特集で)
この麻雀最強戦だって長いことやっていると、最強戦の番組や、アマチュア予選での出会いがきっかけで結婚、子供が、なんて人も今後は出てくるのだろう。男女間じゃなくとも良い友達ができたとかはすでにたくさんあるはずだ。
どの業界にいたってそういうものはある、ならば、最強戦を通じた出会いが良い出会いといえるものになってくれるよう、見えないながらもそっと思う。それが各々の業界にいる者の見えない責任というか、勝手な自己満足というか、隠れた楽しみだ。
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