日本のかけがえない価値を捨て去り、使い捨て消費文化を讃美し、人間が共生する基本を忘れ去ろうとしている。

国会議員の丸山氏は、日本人として特別視すると、大きな間違いかもしれない。多くの議員、多くの官僚、多くの企業人、多くのマスコミが、日常的な教育、マスコミ報道によって、知らず知らず長い間に、米国文化＝日本であり、アジア文化は後進国文化であり、日本が目指すものではないという感性が植え付けられてきているような気がします。この弊害は、あらゆる面に出ている。日銀が金融緩和すれば、従来は、米国の株、債券に向かい、円安方向に大きく振れたのであるが、あまりにも金融緩和が進み、お金あまりになり、米国に向かうどころか、日本に逆流し、円高が進んでいる。お金の量で、金融を調整する機能がマヒしており、日銀の手詰まり状態を打開する方策は、日本の米国化しかないという、切羽詰まった自民党の悲鳴が、５１番目の州という発言につながっているのでしょう。

孫崎さんに全く同感。

「奴隷」についてはそれほどどうという発言ではない。
自民党の国会議員には米国大統領の出自もよく知らないのが
いるのかという程度。

だが、「51番目の州」は到底許せない。
マスコミはどうしちゃったのだ。
こんな発言をつけたりのように封じるとは。

自民党のタカ派議員はどうするのだろう。
「売国奴」と人をなじるのが大好きのはずだが。

「正真正銘」が同じ党内にいるのだが。

「日本が５１番目の州になる」ことを望んでいる米国人がいるとは思えない。
だが自民党の中には、日本国をなくして米国の州になることを望んでいるグループがあるのだろう。
「小学校から英語教育を強化すべき」と主張している人たちだろう。
丸山氏は、グループ内の会議と勘違いして、本音を吐いてしまったのだろう。

それにしても、オバマ大統領が奴隷の子孫とは、無知にも程がある。
「歯舞」を読めない北方領土担当大臣や、放射能の１％という国際的安全基準を知らない環境大臣、育児休暇で不倫をする議員など、自民党の議員はどうしようもない輩ばかりなのか。

若い希望氏の自民党手詰まり説は大いに可能性があるように思われる。

サイドバーのTwitterリンクを辿って、岩上安身氏の「日替わりであらゆる種類のハレンチが飛び出す自民党議員は、その存在自体改憲問題の議論をそらすスピンなのではないか？」に当たりましたが、その通りでしょう。自公がピンチになると決まって北朝鮮が援護射撃するのと変わらない。無視無視。

自民党が、何を言っても、Ｏ．Ｋ．或いは、無関心の輩は、国民主権も理解できない「アホ」なんだろう。ちょっとは、物を考えてる諸氏の足を引っ張る無能の衆。選挙権あっても、判断の尺度を持ち合わせていない「御仁たち」。こうなったら、「アホ」と道ずれと洒落込むしか手はないのか？お先真っ暗だ。右傾化ではなく、「無能化」してるね、日本は。

恥ずかしいことですけど、私も未熟の頃、つまり貿易業務をやっていた頃、冗談で「５１番目の州になればいい、、」とぼやいていたことがありました。

そしてバブル崩壊後、クリントンの円高強制で新潟の工場を中国に移転させる業務に従事していた頃、同じことを冗談半分で呟いていました。

丸山氏のこの発言は冗談ではなく本音だと私は思っています。米国の水面下に隠れて居る９０％の権力（ピーター・デイル・スコットは米国政治のこの実相を「THE　DEEP　STATE」と命名した）の日本政界への働きかけの「賜物」だと私は認識しています。米国人がテキサスを領土化するのにかなりの暴力を必要としたが、日本という島には大したコストも掛けることなく思惑通りの結果を出していると「THE　DEEP　STATE」ほくそ笑んでいることでしょう。

ここまで日本の政界が腐敗したとなると、いっそのこと、「日本が５１番目の州になって内部から米国政治を変える」という野心に駆られたくもなりますが、それは駄目。このような腐敗した自民党を潰さなければ、日本の将来はないと考えるのが全うだと私は思います。