映画「セッション」を見た。
強烈な映画であった。
私が自分の人生の中で見た映画の中で必ずベスト5に入る。
そして、この映画を製作できる米国の映画産業の世界一と言う座はまだまだゆるぎないものと確信した。
さまざまな視点があろう。
しかし、私が特に着目したのは、「負け犬にならない」、「戦う」姿勢を見事に描き切ったことである。
「先生」と「生徒」、「指揮者」と「演奏家」、これが対立した時、「生徒」、「演奏家」側が負けるのは必然である。相手は多大な権力を持っている。簡単に下ろすことが出来る。
そしてこの映画でも「生徒」潰されかけた。皆そう思った。しかし、見事に戦った。
日本映画界がどんなに頑張ったって、この「セッション」のような迫力のある映画は作れない。アメリカはまだ死んでいない、復活の力がある、それを示した映画と思う。
1: この作品に対する評価を見てみよう。
アカデミー
コメント
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私も見終わってしばらく震えが止まりませんでした。こんな映画は久しぶりです。たしかにアカハラ、暴言のオンパレードですが、なにか突き動かされるものがありますね。
(ID:19005377)
セッション。
国会で頑張っている辻元清美氏を陰ながら応援している者には何か励まされるものがあるみたいですね。孫崎先生がここまで高く評価なさるのだから裏切られることはないでしょう。
勿論、見ます。
(ID:37526278)
私はビンタこそ無かったものの、このようなレッスンを受けました。恩師を憎いと思ったことはなかったです。育てるということが、いかに単なる情熱というだけでは足りないか。ボーカルでしたから、今でも、どの曲でもカラオケでもイントロが流れると、ビシッと立ってマイクを探すし、手を抜いて歌うことが出来ません。
レッスンの一つに、教えられた曲を歌って、途中でリズム、音程が少しでもミスしたら、またイントロが流れ、これがエンドレスで歌えるまで続く。曲のエンディングまでキチッと歌えたら、イントロは流れない、というのがあって、途中で泣いてももちろん曲が流れる。歌わんのなら出て行け!って言われて、泣きながらでも、ミスなしで歌い切ってピアノの演奏が終わったということがありました。
レッスン中に、自分でもイケてるな、と思ったときには、先生のピアノも弾んでいたのを思い出します。
やはり恩師です。今、どうされてるかわからないんですけどね。