日露戦争から始まり、何故真珠湾攻撃にいったのかという一点に絞り、動きをみてきた本を書いてきましたが、出版社より、正式のタイトルと出版予定日の連絡がありました。タイトルは『日米開戦の正体―なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだか』で、発売予定日は4月25日です。
私は歴史学者ではありません。まして日本史の専門家ではありません。
この本の。焦点は一点です。
「戦後の日本で、米国の圧倒的な影響力の下、日本の首相が自主を唱えた時にどうなるか」、これで戦後の歴史を見ました。『戦後史の正体』です。
同じように、今回、日露戦争から、真珠湾攻撃までの期間を書く目的はただ一つです。「何故真珠湾攻撃という愚かな道を歩んだか」です。
今、何故、「真珠湾攻撃という愚かな選択をしたか」を書いてみようと思ったか、説明した方がいいと思います。
私は今、日本の進む道に大変な危機感を持っています。
原発の再
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コメント
アメリカは宣戦布告を待っていた、と言いたいのかも知れないが、そういう問題ではないだろうと思う。要するに感情問題にそそのかされているのはどちらなのだという問題だ。そして折り合うつもりがないのなら、それはそれで構わない。わからないのは外野がなぜかばう。ダメなものはダメだ。真珠湾もくそもない。
日本は戦争の季節に入ったのだなとこれはもうはっきり言えますね。
諸行無常とはよくいったものです。
日本列島でこれほどながく続いた平和は江戸時代まで遡らなくては
ならず、そのあとの明治は戦争狂が大手をふった時代でした。
いまの勇ましいことをいう日本人たちは平和ぼけして具体的な戦争の
イメージがわかないのでしょう。
勇ましいことをいえば自分が愛国者だと錯覚できるし、それはなかなか
魅力的な自己陶酔であることでしょう。
ただ、わたしは中国とのあいだで尖閣戦争がおきれば(それはもう高い確率で
起きます。いまの日本政府の対中姿勢からは戦争にならない外交解決に至る
ルートがわたしの想像力では見つからない。)すぐに日本人は目が醒めます。
海上自衛隊の壊滅を見せつけられて。
そしてそこからあらたな対中関係の模索が始まるのでしょう。
ミッドウェーは遠くなりにけりです。
それまで日本はいまのままで突っ走るのだろうと思っています。
わたしはもうあきらめています。
ダメと思わない方がいい。このまま終わってはいけない。絶対にいけない。そんなこと言えた義理じゃないけれど。戦争のイメージは正直想像しかねる。意味もわからない。理解できないものは理解しないという方針でいいかと思う。ただ諦めるべきじゃない。過去を乗り越えれば、未来がそこにあるはずだ。
(ID:18367902)
後藤氏の報道が事実であれば、たいへん痛ましいことである。テロの根本問題である貧困、差別、格差問題を直視する必要性を痛感しますが、テロとの戦いに視点が移っていくのでしょう。
「日米開戦の正体」発売日を待ちます。偏向しない事実を直視する孫崎さんの目は、絶対に必要なものです。
大人社会の「イジメ」は、社会活動からの抹殺(職場からの排除)であり、社会からの抹殺(人物破壊)である。このイジメ構造を乗り越えることは、並大抵の精神力では耐えられるものではない。自己を見つめ、自己を否定したところが、すべてのすべてを湛えた豊かなものであり、現実的現象を即否定できず、そこにとらわれ停滞する精神構造では、耐えることが難しいのかもしれない。真理に即応した思想的豊かさが不可欠であり、仲間の連帯意識が欠かせないのではないか。