孫崎曰く、「福島原発事故で、地震が、とてつもない危険をもたらすことを示しました」。福島原発の関連で、地震により何が起こり得るかということは、10数メートルの高さの津波が発生し得るということ、その結果、地下に設置された冷却水系統が水没し、作動不良を起こし得ること、その結果、原子炉に贈られる冷却水が止まり得ること、その結果、燃料棒の表面温度が高温になること、その結果、緊急冷却を行うと冷却水と燃料棒を被覆しているジルコニュームとが反応して大量の水素を発生し得ること、その結果、建屋の排気が悪いと水素が建屋上部にたまり、爆発を興しやすい状態と成り得ること、その結果、僅かな点火源で第爆発が起こり得ること(但し、これは原子炉の爆発ではない)である。これは、冷却水系、建屋設計などの比較的に低レベルの機械工学および建築設計の改善で容易に解決できる問題であり、原子力発電の根本的欠陥とは言えない。
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孫崎享チャンネル
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孫崎曰く、「福島原発事故で、地震が、とてつもない危険をもたらすことを示しました」。福島原発の関連で、地震により何が起こり得るかということは、10数メートルの高さの津波が発生し得るということ、その結果、地下に設置された冷却水系統が水没し、作動不良を起こし得ること、その結果、原子炉に贈られる冷却水が止まり得ること、その結果、燃料棒の表面温度が高温になること、その結果、緊急冷却を行うと冷却水と燃料棒を被覆しているジルコニュームとが反応して大量の水素を発生し得ること、その結果、建屋の排気が悪いと水素が建屋上部にたまり、爆発を興しやすい状態と成り得ること、その結果、僅かな点火源で第爆発が起こり得ること(但し、これは原子炉の爆発ではない)である。これは、冷却水系、建屋設計などの比較的に低レベルの機械工学および建築設計の改善で容易に解決できる問題であり、原子力発電の根本的欠陥とは言えない。