原発、集団的自衛権、秘密保護法、消費税値上げ、TPP参加等どれをみても現在のみならず、将来に禍根を残す政策である。
加えて「アベノミクス」で、現在日本は国際的基準でいえば「景気後退」に入っっている。
普通に考えれば、間違いなく自民党に投票しない。23日朝日新聞は次を報じた。
「朝日新聞社は22、23日、衆院選に向けて連続世論調査(電話)の1回目を実施した。比例区投票先を政党名を挙げて聞くと、自民が37%(19、20日実施の緊急世論調査は37%)で、民主11%(同13%)、維新6%(同6%)、公明5%(同4%)、共産5%(同6%)などを引き離した。」
何故?と思う。
答えは日本国民は騙されることを選択するのだ。
今一度伊丹万作著「戦争責任者の問題」を読んでみたい。骨子は次のとおり。
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コメント
騙されるのが平気の日本本土の人々ですから早晩日本の政治、外交、経済が行き詰まるのは間違いありません。その結果、ウクライナと同じく、IMFの管理下に入り、破綻整理を受けなくてはなりません。異次元の経済政策であっても入る前に出口戦略を説明する責任があるにも拘わらず説明しないのはそういうことだと承知するしかないのです。
ただ、幸い、東西に長い長い日本です。西域に沖縄があります。そこには正しいメデイアと正しい心がけの人々が住んでいます。彼らは中国との長い平和交易の歴史を持っています。彼らは尖閣諸島がどこの国に所属しているかをよく理解しています。彼らが立ち上がり中国との和解の先頭に立てばIMFによる破綻整理コースを回避することも可能でしょう。つまり、世界最大の購買力を誇る中国と日本がウインウインの関係構築をすればIMFというハゲタカは近寄って来ないでしょう。米国にとっても不満があるはずはない。何故なら、米国の友好国ナンバー1で経済規模世界ナンバー3の日本が地球の勢力地図から消えてなくなるよりは望ましいからです。
本土の理性は新任の翁長知事に辺野古だけではなく本土救済、世界平和の為に一肌脱いでもらえるようにエールを送ろうではないでしょうか。翁長知事にはその能力は勿論のこと環境と条件が備わっていると考えます。
この世は騙されるようでは行けないのです。騙された人間が愚かと考えるよりない。騙されたくなければ騙されないように賢くならなければならない。かくいう私も幾度となく騙された方ですが、そのことによって誰かを恨んだり人のせいにしたことはありません。正確に言うと、騙されている可能性をいつも計算に入れていたので、本当に騙されていることが明らかになっても対応できるのです。本当のところ。だから今回もしも騙されていても、心が傷つくほどやわにはできていません。その可能性はいつも計算に入っているのです。でも自分の人生だから自分のやりたいようにやります。
禿鷹大作は重要です。それがもう一つの闘いです。パートナーがいるなら敗北するのは向こうです。
安倍政権がこれまでやってきた悪政の数々(解釈改憲による集団的自衛権容認・福島の汚染をコントロールしているという嘘をつく一方原発再稼働推進・消費税八%への増税・問答無用で辺野古への米軍基地移設推進・特定秘密法・武器輸出解禁)、これらが目指すところは「戦争のできる国」であり、「アホノミクス」と呼ばれる経済政策は、年金資金まで投入して維持されている株高で一部の富裕層が潤っているものの、過度の金融緩和の結果円安になり、諸物価が高騰し始めて庶民を苦しめている。さらに狂気の極右思想で、世界中から孤立する始末である。以上のことを総合的に見て、安倍政権は戦後最悪最低の政権であると断言できる。これほど愚かな政権が成立し持続しているということ自体、日本が窮地に陥っている何よりの証しであり、この窮地を脱するために日本は変容を迫られている。
(ID:32175174)
伊丹の言葉、『「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。』はおそらく真実をついているだろう。なぜならば、「だまされていた」といつて平気でいることは、そのとき自分には判断能力がなかったことを認め、他人から与えられた情報をうのみにしていたこと、その故に自分にはその結果起きたことには責任がないと主張するというに過ぎない。大方の人間は、遠くの土地で起きたことを直接知る能力、また、政治、経済、科学技術の抽象的な理論の知識や分析能力は持っていない。孫崎が挙げている原発、集団的自衛権、秘密保護法、消費税値上げ、TPP参加などについて専門的な知識を持っている者は世論調査を受ける人口の1%にも達しないかもしれない。よって、世論調査は大衆がどう思っているかを調査しているにすぎず、政策の客観的な妥当性の評価とは無関係である。当然、あとから考えれば、大衆は騙されていたという結論になり得る。
当面の話題である、アベノミックスの評価、消費税の増税に関しても、ノーベル賞受賞者を含む欧米のマクロエコノミックスの専門家の間でも意見は分かれている。日本が消費税を増税するのは正しいが、今回増税を先送りしたのは正しいしょちであり、アベノミックスと呼ばれている安倍政権の一連の経済政策は基本的に正しく、現時点でポジティブな効果が出ていると判断する、経済学者は少なくない。
ところが無知の大衆にごく部分的な数字を与え、それに基づく判断を供給しているマスコミは、彼らの浅薄な知識とアジテーションを好む彼らの思考にすぎない。