ブレジンスキーはカーター政権発足後に国家安全保障問題担当大統領補佐官に就任、2008年の大統領選では民主党候補オバマ候補の外交問題顧問を務め、現在でもオバマ大統領に最も強い影響を持つ人物である。
「POLITICO」は「中国への新しい幕開けの時(It’s Time for a New Opening to China)」との標題のインタビュー記事を掲載している。主要点次の通り。
・米中は政治、経済的に世界での二大強国であり、このことを我々が認識に、中国も認識し、協力できなければ双方が苦しむという事だ。協力が実現できなければ危険であり、従って戦略的パートナーシップとして協力を求める理由があるという事だ。
・最近も中国首脳と話している。
・現在最高指導者層ではないが知的、軍事上層部に、香港問題を含め明確な反米批判を行おうとする傾向がある。しかし、指導者層には政治経済的理由によ
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―我々は世界の覇権国でない。この認識が重要だー
立派なセリフだと思います。
NATOの勝手な振る舞いで中国とロシア間で強力なパートナーシップが成立した。米国にはちゃらちゃらした太鼓持ちの国がいくつかあるだけですからね。米国も真面目に考えなくてはならなくなったのかな。それにしても、フランシス フクヤマの記事が今日朝日に掲載されているが、中ロ脅威論を振りかざしている。彼の国際関係論は古臭い。
(ID:18367902)
米国、中国とも冷静理性的である。どちらも自国の力と相手の力関係を客観的に分析している。問題は日本である。米国の傘をいいことに、中国と同等の力があるかのごとく対応していたが、最近は中国との外交が正常でないと、世界で認められないことがわかってきたのか、極めておとなしく、中国と真剣に向き合っている。安倍総理が、戦略的に米国を振り回す行動をしているのであれば、たいした策士であり、中国もAPECで日本を無視できない。APECでの中国の対応を注目したい。現在の状況を見ると、中国の妥協のほうが大きく、日本が世界で認められる足がかりになるかもしれない。