3日毎日新聞「安倍首相:長期政権に意欲 午年の小泉・中曽根氏にならい」の標題で下記を報道。
「“私は午(うま)年生まれ。政治家で午年は小泉純一郎首相と中曽根康弘首相で、2人の特徴は首相を長く務めたということだ”
首相はシティーでの講演の冒頭、自らのえとを午と明らかにし、小泉、中曽根両氏にならって長期政権への意欲をにじませた。来年秋の自民党総裁選で再選され、次期衆院選で再び勝利を収めれば、5年余り続いた小泉政権を超す可能性も出てくる。
これをツイッターしたら、次のツイッターが返ってきた。
「それにしてもロンドンで午年がどうこう言うってどうなんやろ!?」。確かに英国人で、午年の意味が解る人はほとんどいない。
問題は安倍首相が長期政権の可能性に言及し始めたことだ。
考えてみたい。
① 自民党内に、安倍首相を倒す意欲を持つ政治家も、派閥もない。
② 野党はバラバラで、選挙で自民党
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コメント
孫崎先生の見解に全く異論はないのですが、若干敷衍させていただきます。私は安倍氏のEUPHORIAの背景に次のようなことがあると思いました、
安倍氏はオバマ大統領とはしっくりいってないが、米国の政治主流派とはしっかり結びついているという自信みたいなものがこのところ強くなってきた。米国の主流派とは軍産複合体とネオコンが母体です。この母体はウクライナでクデタを起こし、暫定政権を樹立させました。この過程で取られた戦術はオバマとケリーが考えていたものではなかった。ウクライナ事件はオバマ政権が主流派の傀儡であることを証明した。外交音痴の安倍氏もここまで露出すれば分からないはずはない。安倍氏は自分の国際的な立場がウクライナ事件で強化されたと気づいた。ウクライナのネオナチ、米国のネオコン、日本のネトウヨ、それぞれ共通するものを持っている。安倍氏のお爺ちゃんが日本・ドイツ・イタリア三国同盟で舞い上がったみたいに孫の安倍氏も三国RIGHTWING FEDERATIONという追い風をヨーロッパで感じたはずです。
私は今プーチンに頑張ってもらいたいと思っています。プーチンが節度を守って自制しウクライナを心配しています。プーチンがドイツのメルケルと事態の収拾に向けて必死にダイアログを続ける姿はとてもいとおしく感ぜられます。そういった角度からのウクライナ情勢の報道は日本には全くないのがとても残念です。米国のニューヨークタイムス、ワシントンポスト、ウオールストリートジャーナルにはそういった角度の報道もあるのに。
>中国敵視政策が見事に成功しています。
たしかにそのとおり。
でもそれは政策というより安部の志向がそのまま国民の気分に
合致しただけだと思う。いまのところ。
聞けば、安部はフォークランド紛争におけるサッチャーのビヘイビア
に心酔しているとのこと。
自分をそれに重ねあわせているんだろうね。
バカとしか。
彼が自分の運命を重ねあわせるべきはサッチャーでなくガルチエリのほう。
尖閣で一戦まじえれば大敗するのだから。
長期政権は望ましいことですが安倍首相ですか。ただ小泉ほど役者ではないので、失態をさらして被害も未然に防げて、国民は賢くなるというパターンも考えられます。NHKの問題も結局安倍の失策でしたよね。最近の報道は昔よりましになった気がします。わかりやすく失敗してくれて、その分だけ国民の経験値が上がっていくといいですね。僕は基本中国との戦争などありえないと思っていますが、TPPや国家戦略特区は実現しそうなだけに怖い話です。こういうじわじわと責めてきて、知らない間に社会の仕組みも国民の意識もろとも変えてしまうというのは本当にすごいことだと思います。
我々もささやかな抵抗をしようではありませんか?戦争ごっこではなく、宇宙旅行というのはどうですか?
(ID:18367902)
たとえそれが、ナショナリズムであろうが、国家が目標を定めると、夢中になって一丸となって突き進む国民性は排除できない。中国敵国視政策が見事に成功しています。経済的なアベノミクスも一時的効果はあったし、安倍政権は順調に突き進んでいるといえます。一番大きな後押しは、野党が野党でなく、自民党後援政党と言えなくもないことである。国家の巨大な財政負担によって、現在の国民の生活はこの世の春を謳歌しており、これからは下落する生活を覚悟しなければならないが、国家がいつまで借金を継続し、国民に豊かな生活を保障することができるかにかかっています。国民に優しくすれば、政治家は安泰であるが、国民に厳しくすれば、批判が出てきます。マスコミは国民から大きな生活不満が出てこない限り、大きくは騒がないが、国民生活が圧迫し始めると、国民と一緒に政府に反旗を翻すのでしょう。マスコミが問題あるといっても、国民生活から遊離することはない。豊かな生活は国家の借金の上に成り立っていることの意味、現在の生活が砂上の楼閣に過ぎないと考えて、生活を意識する必要性を強く感じます。戦後の生活を経験している後期高齢者は対応できるが、体験なき若い人たちが対応できるかどうか。日本人は乗り越える力を持っていると思うが、質素な生活ができる心構えが大切ではないか。