読売新聞と言えば、原発推進の牙城である。社説はどんどん再稼働を訴える。記事もまた、再稼働を支持する記事だけで、原発の危険性を報ずるものはほとんどない。話が突然イランに移って恐縮だが、イランはイスラム宗教国家である。これと相反する報道は弾圧され、本も出版できない。この中に不思議な現象があった。童話の世界だけは、動物等にリベラルな考えを体現した話を出していたのである。
実はそれと類似した現象が起こった。
4月20日読売新聞の「本 よみうり堂」で 「原発事故の悲しみを描いた絵本」という標題で次の記事が出た。
「新刊絵本の『ほうれんそうは ないています』(鎌田實・文、長谷川義史・絵)=写真=は、原発事故で汚染された ほうれんそうやコメ、カレイなどが登場する。
「あのひ、ほうしゃのうで、だいちは よごれた」「つちが ないてる」「ぼくらは ちゃんと たべられたかった」という叫びが、見開きの迫力ある絵から
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コメント
原発事故がおきたとき、ムラの住民とおぼしきひとたちは
やたら1000年に1度の津波によって、と強調しておりました。
今後にかんしては無視してよい可能性といいたかったのでしょ
うね。
洪水よきたれ、しかしわれ亡きあとに。
そう考えてこれまでのようにノー天気に暮らそうよ、と。
しかし原発過酷事故の起きる可能性がかりに1000年に1度
てあっても(実際はそれよりはるかにおおきいのは明らか)
人生75年として、自分の存命中に過酷事故の起きる可能性は
13分の1です。
oldjapさん、もしも飛行機が13回のフライトで1度の割合で
墜落するとしたら、あなたなら飛行機に乗りますか。
それくらいなら無視してよい可能性として。
まあ、乗りたくとも乗れないでしょうが。
世界の飛行機はすべて飛行中止になっているはずですから。
実情は知らないけれど、原発でできるプルトニウムは純度65%程度。これでは原爆には使えないレベルかと思います。いまのところもんじゅが動いていないので、何とも使いようのないゴミレベルなのでは?
ただ原発はpayしないという見解には同意です。ウランの原価から換算すれば少し安いのかもしれないけれど、減価償却と廃棄物の処理を考えただけでも、たちどころに割に合わなくなります。まして事故が起こった日には、何のために何をしているのやらわからずに痴呆状態になること間違い無しです。総括原価方式をやめたら、民間で原発に参入する企業はまずいないでしょうね。原子力村がいかに巨大でも、これだけの事故が起こって原発を推進する経産省の考えは測りかねます。本当に核なのでしょうか?だとしたら日本の官僚も結構愚かですね。僕は核燃サイクルの実現を本気で考えているのだと思っていました。でも化石燃料に頼らない道を模索するなら当然自然エネルギーでしょうね。
今のところ何の足しにもならなそうな自然エネルギーですが、これが一番合理的に決まっています。永遠に進まない核燃に税金を注ぐよりは自然エネルギーの研究に投資すべきです。
勝手な思い込みかもしれないけれど、原発の外圧はまだあるのではないかと思います。一つはウラン。もう一つは新規増設に伴うパテントの問題。自国には嫌だから作らなくても、どっかに作ってもらうのはもうかるから、というようなことでは?日本は原発やめてもいいけど、売り込みはして欲しいとか?身勝手ですよね。そんなことを日本もしている。
しかし原発なぜやめないのかよくわかりません。もう未来のビジョンなんて誰も考えない世界なのでしょうか?駄目になるのはわかっていても、今の自分を変えることができずに現状維持という体質が犯人だったりね。
読売新聞の正力松太郎が原発のフィクサーだったのは周知の事実なので、読売が原発を養護するのは仕方ないとは思います。
でも、これだけの事故を起こしてしまったのですから「君子豹変す」で行くのが大人というものだと思いますけどね。
「原発は絶対に過酷事故を起こさない。」→「放射能なんて安全。」をまことしやかに言い立てるのはどうかなと思います。
世界5月号にセヴァン・スズキさんのインタビュウ記事が乗ってました。
懐かしかったので1992年地球サミットでまだ12歳だった彼女の伝説のスピーチを聞き直してみました。
「もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどそのことを知っています。
学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたたち大人は私たち子どもに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、
* 争いをしないこと
* 話しあいで解決すること
* 他人を尊重すること
* ちらかしたら自分でかたづけること
* ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
* わかちあうこと
* そして欲ばらないこと
ならばなぜ、あなたたちは、私たちにするなということをしているんですか。」
「親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子どもたちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。
父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。しかしあなたたち大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたたちはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、いわせてください。もしそのことばがほんとうなら、どうか、ほんとうだということを行動でしめしてください。」
http://www.youtube.com/watch?v=N0GsScywvx0
22年前のスピーチがやけに新鮮に聞こえました。今の彼女は2児の母となりカナダのハイダ島で環境活動家としてに暮らしているそうです。ちなみに、父親の生物学者のデヴィット・スズキ博士は日本政府が電力業界と強く結びつき、放射能汚染についての情報を自国民と世界に対して隠していることをはっきり批判しているそうです。
リオサミット後10年のリオ+10,更に10年後の2012年にもサミットが開かれましたが、残念なことに
リオ+10はリオ-10と皮肉られ、2012年は更に悪化したと言われているそうです。
放射能汚染は遺伝子を傷つけるため代を下るに従ってその被害が大きくなります。我々の世代が良くても孫子の代にそのつけがどんどん大きくなることを覚悟しなければなりません。
22年前の彼女の声を今の大人が聞かなければならないのではないでしょうか。
ちなみに、我が家では食べて応援は一切しておりません、煮炊きには安全地のミネラルウォーターを使用しています。
セシウム137の生物学的半減期は大人で100日子供で40日と言われています。セシウムがあるところにはもれなくストロンチウム90がついてくるとされています。こちらは生物学的半減期30年で体がカルシウムと間違えて骨に取り込みます。こっちは貯まる一方ですねw
自分の家族の身は自分で守らなくてはいけないようですよ。
(ID:32175174)
原発に危険性が伴うことは事実である。その事実は自動車、飛行機、電車、船に乗ることに危険性が伴うことと同じである(危険の性質や度合に差異があることは別として)。子供たちにそれを伝えるためには、例えば自動車事故では毎年5000人を超える人が日本で死んでいることも伝えなければならない。詩のような感情的に訴える文章で伝えようとすることは無責任な行為である。同様に、いわゆる再生可能エネルギーの効用をあたかも世界のエネルギー問題の最終的な解決策であるかのように感情的に伝えることも無責任である。風力、太陽光発電を推進した結果、どのような事態がドイツで発生し、どのような反省が行われているかもバランス良く、感情的でなく論理的に伝えなければならない。論理的に理解できない児童に伝えようとすることは無駄であり、有害な行為である。