ちょこ太郎 のコメント

 読売新聞の正力松太郎が原発のフィクサーだったのは周知の事実なので、読売が原発を養護するのは仕方ないとは思います。
 でも、これだけの事故を起こしてしまったのですから「君子豹変す」で行くのが大人というものだと思いますけどね。
「原発は絶対に過酷事故を起こさない。」→「放射能なんて安全。」をまことしやかに言い立てるのはどうかなと思います。
世界5月号にセヴァン・スズキさんのインタビュウ記事が乗ってました。
懐かしかったので1992年地球サミットでまだ12歳だった彼女の伝説のスピーチを聞き直してみました。
「もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。私はまだ子どもだけどそのことを知っています。
 学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたたち大人は私たち子どもに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、
* 争いをしないこと
* 話しあいで解決すること
* 他人を尊重すること
* ちらかしたら自分でかたづけること
* ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
* わかちあうこと
* そして欲ばらないこと
 ならばなぜ、あなたたちは、私たちにするなということをしているんですか。」
 「親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子どもたちをなぐさめるものです。あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。
 父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。しかしあなたたち大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。あなたたちはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、いわせてください。もしそのことばがほんとうなら、どうか、ほんとうだということを行動でしめしてください。」
http://www.youtube.com/watch?v=N0GsScywvx0

22年前のスピーチがやけに新鮮に聞こえました。今の彼女は2児の母となりカナダのハイダ島で環境活動家としてに暮らしているそうです。ちなみに、父親の生物学者のデヴィット・スズキ博士は日本政府が電力業界と強く結びつき、放射能汚染についての情報を自国民と世界に対して隠していることをはっきり批判しているそうです。
リオサミット後10年のリオ+10,更に10年後の2012年にもサミットが開かれましたが、残念なことに
リオ+10はリオ-10と皮肉られ、2012年は更に悪化したと言われているそうです。
放射能汚染は遺伝子を傷つけるため代を下るに従ってその被害が大きくなります。我々の世代が良くても孫子の代にそのつけがどんどん大きくなることを覚悟しなければなりません。
22年前の彼女の声を今の大人が聞かなければならないのではないでしょうか。
ちなみに、我が家では食べて応援は一切しておりません、煮炊きには安全地のミネラルウォーターを使用しています。
セシウム137の生物学的半減期は大人で100日子供で40日と言われています。セシウムがあるところにはもれなくストロンチウム90がついてくるとされています。こちらは生物学的半減期30年で体がカルシウムと間違えて骨に取り込みます。こっちは貯まる一方ですねw
自分の家族の身は自分で守らなくてはいけないようですよ。


No.7 127ヶ月前

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