孫崎享のつぶやき

名護市長選挙、辺野古移設反対派の勝利。安倍政権の圧力跳ね返す。沖縄から安倍政権見直し期待

2014/01/19 22:32 投稿

コメント:8

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「いいかげん、沖縄県民を見習って、日本国民全体も安倍政権の国民無視の政策を打破して欲しい」と言うのが、率直な感想である。

特に、沖縄知事、沖縄選出自民党国会議員が圧力に屈してきた中で、名護市民がお金の誘惑にもめげず、辺野古移転を明確に示したことに心から敬意を表したい。

安倍政権の普天間基地の辺野古移転への動きは異常とも思える行動であった。

   先ず、沖縄選出自民党議員に圧力をかけた。「自民党の石破茂幹事長と沖縄が地盤の同党国会議員5人が25日、党本部で米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について会談した。石破氏は会談後、5人と記者会見し、移設先について同県名護市辺野古沖を含むあらゆる可能性を排除しないことで一致したことを明らかにした。」(11月25日朝日新聞)

   次いで知事を容認させた。「沖縄県の仲井知事は二十七日、米軍普天間飛行場の移設に向け政府が申請した名護市辺野

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コメント

今回の名護市の選挙の結果は、成田空港建設時のかつての地元民の反対運動に似ている。どちらも、地元の利害と地元の政治家の思惑に基づく運動に過ぎない。それが日本国の政治全体を左右すると思うのは、バランス感覚と洞察力の無い人間の一瞬の感情の揺れに過ぎないだろう。

No.6 131ヶ月前

1 昨夜は、名護市長選挙開票速報テレビに釘付けでした。よかった。よかった。
2 「地元の利害と地元の政治家の思惑に基づく運動に過ぎない。…バランス感覚と洞察力の無い人間…」と、皮相な見方し かできない人もいます。
3 【「国益」などという言葉をすぐに出し、“高尚な体裁”をした「国家の眼」ではなく、一つひとつは小さくとも、大多数  の、きらきらと輝いている生身の「人間の眼」で立ち向かってゆく。そして、この「人間の眼」が繋がって多数派になっ てゆく、その時代に生きているのだ。】平和を希求し、「立ち位置を変えず」に行動し続けた信念の人、昨年8月29日に 亡くなられた日本興亜損保(旧日本火災)社長・会長、経済同友会副代表幹事・専務理事を歴任した品川正治氏の言葉をか みしめています(品川正治氏の遺著「激突の時代 『人間の眼』VS『国家の眼』」)。

No.7 131ヶ月前

名護市長選挙は、沖縄にとって正に背水の陣。沖縄選出自民党国会議員が全員転び、自民党沖縄県連が転び、仲井真知事が転んだ。ここまでは自民党の筋書き通り。しかし、最後の仕上げの名護市長選挙には失敗した。どれだけの金が名護市内にばら撒かれたことか。選挙前の市内の飲み屋は連日超満員だったとのこと。それでも名護市民は屈しなかった。県内はもちろん、本土のみなさんからの応援、そして国外からの応援も沖縄の力になった。沖縄は屈しない。基地依存と蔑(さげす)まれた基地経済からはすでに脱している。それに気づかされた選挙でもあった。軍用地を返還させ、ウチナーンチュ(沖縄人)が活用方法を考える。旧正月はいい正月になります。

No.8 131ヶ月前
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