私達は、どこまで正確な情報を原発事故の時に受けていたのか。

坂井宏著『報道の正義 社会の正義』より(部分的引用)は貴重な問題提起をしている。

我々は今日報道を100%信ずることが出来ない、証拠の一つだ。

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 福島第一原発が水素爆発を起こした3月12日午後から13日にかけて、現場近くで活動していたさまざまな企業や組織と同様に、メディアの記者、カメラマンも大半が、本社からの指示で危険な絵エリアから避難した。

放射線被ばくの不安におびえる住民を置き去りにし、記者が逃げ出していいのか。朝日は2012年11月、この問題の検証をt連載企画で始めた。勝ち回目の連載でいわき市在住の元朝日新聞記者、丸山賢治が登場する。後輩記者たちがいつの間にか消えてしまったことを知り、丸山はかつての同僚に次のようなメールを送る。

「全国紙記者は地震翌日、原発が深刻になっ