1:事実関係(28日日経新聞)

「オバマ米大統領は27日、イランのロウハニ大統領と同国の核開発問題を巡って15分間、電話協議し、外交的な解決をめざすことで一致した。

1979年にテヘランで起きた米大使館人質事件を受けて国交断絶していた両国の首脳による直接協議は初めて。オバマ氏が同日の記者会見で明らかにした。

 オバマ氏は電話協議でイラン核開発は緊急性の高い問題であると指摘。透明性のある検証可能な対応が欧米のイラン経済制裁の緩和につながるとの考えを表明した。

「包括的な問題解決に向けた合意が得られると信じている」とも強調した。ロウハニ師は「政治的な意志があれば核問題を解決できる」と話した。

両首脳は国連安全保障理事会の5常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランによる協議の継続も申し合わせた。

ホワイトハウス高官によると電話協議はイラン側が持ちかけた。通訳を交えた会