エコノミストはイギリスの週刊誌である。発行部数は約160万部。その約半分を北米、主として米国が占める。今日国際的に最も影響力のある雑誌の一つである。
 
このエコノミストが1月5日付で、「国(日本)の危険なほどナショナリスチックな新内閣はアジアが必要とする最後のもの(The countrys dangerously nationalistic new cabinet is the last thing Asia needs)」という論評を掲げた。
1:主要論点を見てみたい。
・現在日本は数年間で最も危険な状況を迎えている。北朝鮮は核弾頭とそれを搭載するミサイルを開発中である。日本はロシア、韓国、中国と領土問題を持ち、近隣諸国との関係で外交的に孤立化させている。日本支配の係争地尖閣諸島に対する中国の増大する攻撃性は紛争の現実化する可能性を示している。
・安倍内閣は経済、安全保障両面で、警戒を呼び