安倍政権で、最も重視されるのが「集団的自衛権」である。
 
日本の国益に反する。集団的自衛権は自衛隊を米国の戦争に利用させるシステムにすぎない。
 
日米安全保障関係の最大の問題点は極めて重要な案件について、しばしば目的、内容を国民に正確に伝えることなくとり進めてきたことにある。集団的自衛権もまた、この範疇に入る。
 
小泉元首相は2004年6月27日のNHK討論番組で、「日本を守るために一緒に戦っている米軍が攻撃された時に、集団的自衛権を行使できないのはおかしい。憲法を改正して、日本が攻撃された場合には米国と一緒に行動できるような形にすべきだ」と述べた。
 
集団的自衛権の是非を考える時、日本人の多くはこの小泉元首相の論理を判断の基準にする。しかし小泉元首相が述べた「日本を守るために一緒に戦っている米軍が攻撃された時に、集団的自衛権を行使できないのはおかしい」という表現は間違っている。
 
現在日米間に