1:延期を巡る動き
 7日付時事などは「安倍晋三首相が目指していた月内の米国訪問が困難な情勢となった。外務省幹部は7日、米側の国内事情を理由に“月内の訪米は難しそうだ”と指摘し、首相も時事通信社の新年互礼会で、“一般教書演説や財政問題などもあり、幅広く日程を考えている”として、時期が依然絞り込めていないことを明らかにした。
2:一月訪米を切望していた安倍氏
 安倍
氏はまだ首相になる前、自民党総裁として、12月18日午前、オバマ米大統領と電話で会談し、ここで「両氏は、安倍氏が1月に訪米して日米首脳会談を行うため、調整に入る方針で合意した」としていた(18日読売新聞)。
安倍氏は「首相就任後初の外国訪問先を米国とし、日米関係重視の姿勢を鮮明にする」との姿勢を出していた。
 
それだけに、安倍氏としては、訪米することにより、「自民党になって米国との関係が良好になった」ことを大いに宣伝したかっただけに