ウォルフレンは1990年、『日本/権力構造の謎(原題はThe Enigma of Japanese Power)』を出版して大変な注目を浴びた。官僚が日本政治を牛耳っていると激しく批判した。
そもそもウォルフレンの日本批判はアメリカの外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」1986-87年冬号に掲載した「ジャパン・プロブレム」から始まる。
このウォルフレンは現在米国からどのようにみられているか。
私は16日、約3時間半彼と話し合った。
彼は現在、米国に好意的に迎えられていない。
どこにその原因があるか。
彼の日米関係の見方と、米国政治への批判である。
彼は「日本は米国の保護国(protectorate)位なもので、米国は日本を主権国家として扱っていない」と批判している。彼は米国人にも知り合いを多く持ってきた。当然、日本人と異なった立場で、歴代駐日大使を含め、米国人が日本にどのように対応して
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