ウクライナ情勢は今極めて不安定な状況に入っている。
 最大の理由は、前線でウクライナ軍が押されていることである。
 米国を中心とするNATOの軍事支援をうけ、ウクライナはミサイル、ドローン等ハイテク武器で優位に立ち、昨年の春から夏にかけ反転攻勢をかけた。しかし、ロシアは戦時経済体制を確立し、ハイテク分野で米国提供の武器に追い付き、昨年秋には砲弾数、無人機等のハイテクでウクライナ軍を凌駕した。こうした状況を踏まえ、ザルジニー軍総司令官は戦況を膠着とし、反転攻勢を無理とした。しかしあくまで露軍の解放を求めるゼレンスキーと対立、結局ゼレンスキーはザルジニーを解任させた。
 そして、ロシア、ウクライナ双方が重視した激戦地アブデーフカからウクライナ軍が撤退を決定した。
 こうした中でのウクライナ世論調査
ウクライナ世論調査、ゼレンスキー氏「信頼」64%に低下…解任のザルジニー前総司令官は94%
 ウクライナの調